テキサス州で最大級の病院がランサムウェア 攻撃により救急車の受け入れを停止

テキサス州で最大級の病院がランサムウェア 攻撃により救急車の受け入れを停止

テキサス州で最大級の病院群であるユニバーシティ・メディカル・センター・ヘルス・システム(UMC)は、2024年9月26日にITシステムが停止し、救急車の受け入れを停止せざるを得なくなったことが発表されました。その後、システムダウンの原因がランサムウェアによるものであることを発表しました。

UMCのランサムウェア感染の概要

UMCは年間予算が8億ドルを超え、従業員は約4,900人にのぼり、小児医療やがん治療を専門とする施設を含む複数の施設を有しています。

多くの病院クリニックは引き続き開院していますが、一部対応の遅延を余儀なくされており、システムダウンの為患者には処方箋やその他の情報の物理的なコピーを持参するよう求められています。

病院によると、複数のクリニックで放射線システムも停止しており、電話サービスも断続的にしか利用できない状況です。また、病院は予約していた患者に対し、今後の対応について連絡を取っています。

なお、特定のランサムウェア攻撃グループや脅威アクターの犯行声明はまだありません。

 

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