八十二銀行と長野銀行、アコムからの出向者による個人情報の不正共有で個人情報漏えいを発表
八十二銀行はアコム株式会社と業務提携契約のうえ同社を保証会社とする専用カードローン「はちにのかん太くんカード」を取り扱い、同社から出向者を受入れていれており、八十二銀行に出向中のアコムの社員が、長野銀行のカードローン契約者及び八十二銀行の顧客の個人情報を、出向元にメール送信し、約10万人の個人情報が漏えいしていた事案を発表しました。
不正情報共有の経緯
八十二銀行と長野銀行は当局許認可等を前提として 2026 年1月に合併を予定しており、その一環として長野銀行のカードローン「リベロ」ほかを八十二銀行のカードローン「はちにのかん太くんカード」に順次移行する手続きを進めている。
このため、2023 年 11 月 16 日付で、八十二銀行、長野銀行、アコムの3社間で「機密保持契約」を締結の上、八十二銀行へのアコム出向者 A は長野銀行の「リベロ」ほかのカードローン契約者の個人情報も、機密保持契約によりお客さまの同意取得前にアコムと共有しても問題ないと誤認し、出向元のアコムに本来送信してはならないご契約者の情報をメール送信していた。
アコムにメール送信された情報の概要
長野銀行
対象者 |
長野銀行にて、2024 年3月 31 日時点でカードローン(リベロ、アットローン、ア
ットローン A)契約があった個人のお客さまのうち一部 |
個人情報の内容 |
契約者氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、勤務先名、借入残高等の借入に
かかる情報 |
対象先数 | 1,828 人 |
八十二銀行
対象者 |
八十二銀行で預金取引のある個人のお客さまの一部
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個人情報の内容 |
氏名、電話番号 等
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対象先数 | 104,523 人 |