2024/08/17

FBIがトランプ氏狙撃容疑者の携帯へアクセス成功

2024年7月16日　FBIはドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件の容疑者トーマス・マシュー・クルックスの携帯電話を解読したと発表しました。

FBIの現在の捜査状況

FBIは携帯電話のブランド名やロック方法、侵入方法については明らかにしませんが、

当局は日曜、クルックス容疑者の携帯電話がバージニア州クアンティコにあるFBIの研究所に送られたと記者団に話していた。

2015年にカリフォルニア州サンバーナディーノで起きた銃乱射事件で、Appleが犯人のiPhoneのロック解除に協力することを拒否して以来、

米国の法執行機関はパスワードで保護されたiPhoneを解読できる技術を確立しています。

FBIは、銃撃事件の動機は特定できていないとしています。

この事件では、銃弾がトランプ大統領の耳を撃ち、1人が死亡、2人が重傷を負った。捜査は「まだ初期段階」であるとFBIは月曜日に発表したが、依然として「国内テロ」の可能性もあるとみられています。

捜査局はクルックス容疑者の住居と車両の捜索を完了し、「法執行官、イベント出席者、その他の目撃者に対して100件近くの聞き取り調査を実施した」と述べました。

BBCの報道によると

トーマス・クルックス容疑者は身分証明書を所持していなかったため、捜査官らはDNAと顔認識技術を使って身元を確認したとFBIは発表しています。

地元紙によると、容疑者は暗殺未遂現場から約70キロ離れたペンシルベニア州ベセルパーク出身で、2022年に数学と理科で500ドルの賞金を得て高校を卒業した。

クルックス容疑者は自宅から車ですぐのところにある地元の老人ホームの厨房で働いており、職員らは容疑者が身元調査に合格し、何の問題もなかったと話している。

アレゲニー・コミュニティカレッジ（CCAC）は、クルックス氏が2021年9月から2024年5月まで同校に通学していたことを確認した。同氏は工学科学の準学士号を取得して卒業した。

大学はBBCに送った声明で、同氏は「優秀な成績で」卒業し、記録を調べたところ、懲戒処分や学生の行動、安全に関わる事件はなかったと指摘した。

米メディアによると、州の有権者記録によると、同氏は共和党員として登録されていたという。

選挙献金申請書と報道によると、トランプ氏は2021年にリベラル派の選挙運動団体「アクトブルー」に15ドルも寄付した。

同クラブはBBCに対し、同選手が少なくとも1年間、地元の射撃クラブ「クレアトン・スポーツマンズ・クラブ」の会員であったことを確認した。

この大規模なクラブはピッツバーグの南に拠点を置き、ペンシルベニア、オハイオ、ウェストバージニアの「3州地域で最高の射撃施設の一つ」である。会員数は2,000人を超える。

最大171メートル離れた標的を狙える高出力ライフル射撃場を含む複数の射撃場がある。

クラブのオーナー、ビル・セリット氏はBBCに対し、銃撃は「本当にひどい出来事」だと語った。クラブへの立ち入りは厳しく制限されており、広大な施設内に入るのは会員のみとなっている。

「クラブ側は当然、無分別な暴力行為を全面的に非難する」と、同団体の代理人を務める弁護士はBBCに語った。

捜査官らによると、法執行当局はドナルド・トランプ氏を撃つために使用された武器、ARタイプのライフルはクルックス容疑者の父親が購入したものだと考えている。

武器がどのようにして息子の手に渡ったのかは不明だが、父親がこれから何が起こるか知っていたという兆候はない。

匿名を条件に話した警官2人はAP通信に対し、クルックス容疑者の父親は少なくとも6カ月前にこの武器を購入したと語った。

当局はまた、クルックス容疑者が集会当日に50発の弾薬が入った箱を購入したとも述べている、とBBCの米国ニュースパートナーであるCBSが報じている。

米メディアの報道によると、クルックス容疑者は銃や爆破に関するコンテンツで知られるYouTubeチャンネル「デモリション・ランチ」のTシャツを着ていた。同チャンネルはさまざまな銃や爆発物に関する動画を配信しており、数百万人の登録者がいる。

銃撃事件の翌日、警察関係者はCBSに対し、クルックス容疑者の車内で不審な装置が発見されたとも伝えた。

CBSによれば、容疑者は装置を起動できると思われる市販の機器を所持していたという。

爆発装置の確保と調査のため、爆弾処理技術者が現場に呼び出された。

クルックス容疑者の身元が判明し、警察と関係当局は動機を捜査していますが
これまでのところ、彼らはその一つを特定できていません。

引用