ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が2025年のノーベル平和賞に選ばれる数時間前、ブロックチェーン型予測市場「Polymarket」で同氏の当選確率が突如急騰した。発表前夜のノルウェー時間0時過ぎ、同氏の約定価格(確率)は3.75%程度だったが、2時間足らずで70%超(約72.8%)に跳ね上がり、そのまま発表時刻の朝10時台を迎えました。。
ノルウェーの主要紙がこの不可解な急騰を相次いで報じ、ノーベル研究所は内部情報の不正利用があった可能性を認めて調査入りしました。
何が起きたのか
Polymarketは結果が成立すると1ドルで清算されるYes/No株を売買し、その価格が「群衆による確率評価」を表します。すべての取引はブロックチェーン上に記録されますので、どの時点で市場の見方が反転したかを時系列で追跡できます。
今回は、マチャド氏のオッズが短時間で当選ほぼ確実の水準へ跳ね上がり、さらに当日に作成された新規アカウントによる高額ベットや、数万ドル規模の利益を上げた参加者の存在が指摘されています。
ノーベル研究所の幹部は「当方の情報を利用して利益を得ようとした犯罪的行為の可能性」に言及し、選考結果の秘匿性に穴が生じた疑いを示しました。
ノーベル研究所の調査は、アクセス権限・通信ログの監査、発表プロセスの操作履歴、Polymarket上の異常注文の追跡など、多面的に進むとみられます。ブロックチェーンは取引の透明性こそ高いものの、現実世界の個人特定は容易でないため、資金移動や新規口座の行動パターン分析などが鍵になります。
出典
Nobel peace prize officials investigate surge in bets for winner








