クラウドセキュリティ大手のZscalerは、AIセキュリティ企業SPLX(SplxAI)を買収しました。発表は米国時間2025年11月3日で、金額は非開示です。SPLXは2023年創業、AI資産の可視化とリスク評価、AIレッドチーミングの自動化、ランタイム・ガードレール、プロンプト強化、ガバナンスなどを提供してきました。ZscalerはSPLXの技術をZero Trust Exchangeに統合し、開発から運用までAIの全工程(ライフサイクル)を一つのプラットフォームで保護する方針です。
背景
AIインフラ投資は2025年末までに2,500億ドル超との予測があり、企業のAI活用はスピードと複雑性を増しています。
2025年のサイバーセキュリティM&Aは360件超が登録され、そのうちAIセキュリティ企業の買収は少なくとも9件に上り、大手ベンダが機能拡張を急ぐ流れが鮮明です。SPLXは2025年3月に700万ドルのシードを含む総額900万ドルを調達しており、今回の買収で技術の商用展開を一気に加速させます。
取引のポイント
本件のコアは「ゼロトラスト×AI」の一体運用にあります。SPLXの資産管理・脅威検査・自動レッドチームを取り込むことで、Zscalerはネットワーク/データ保護に加え、AIモデル・エージェント・ワークフローのリスクまで同一基盤で扱えるようになります。
Zscalerは既存のデータ保護機能(プロンプト/モデル/出力に跨る分類・ガバナンス・データ損失防止)とSPLXの機能を掛け合わせ、
AI導入の可視化→評価→防御→統治を通しで提供する構想を掲げています。
参照
Zscaler Secures The Enterprise AI Lifecycle With Acquisition of Innovative AI Security Pioneer SPLX








