
神奈川県警では、警察官が暴力団に捜査情報を漏えいする事件が相次いで発覚しています。2025年2月14日には相模原警察署の巡査長が書類送検されたほか、2024年にも警察官が逮捕されるなど、深刻な事態となっています。
2025年2月 相模原警察署の巡査長が暴力団に捜査情報を漏えい
相模原警察署に所属する32歳の巡査長は、暴力団捜査を担当する刑事第二課に勤務していまいた。
しかし、2024年1月に暴力団員に対して知人に関する捜査情報を漏えいしたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで書類送検されました。
巡査長は調べに対し、
「必要な時にやり取りができる関係をつくりたかった」と供述し、容疑を認めています。
県警はこの巡査長を停職3か月の懲戒処分としました。
2025年2月4日 南警察署でも警察官が情報漏えいで書類送検
神奈川県警の南警察署に勤務する巡査部長が、稲川会系暴力団員に頼まれて捜査車両のナンバーなどを教えたとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは神奈川県警の南警察署に勤務する41歳の巡査部長です。警察によりますと、南警察署の刑事第二課に所属していた去年4月、指定暴力団・稲川会系の暴力団員に頼まれて、捜査車両のナンバーなどを教えたとして、地方公務員法違反の疑いが持たれています。
2024年4月 横浜市の警察官が暴力団と癒着
神奈川県警は、指定暴力団稲川会系幹部の依頼を受け、特定の車両のナンバーを紹介し個人情報を漏洩したとして地方公務員法(守秘義務)違反などの疑いで、川崎署刑事第2課の警部補、高橋一大容疑者(49)を逮捕しました。県警は認否を明らかにしていません。
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