2025年9月29日をもって、Mozillaは中国国内でのFirefox関連事業を大幅に縮小し、北京火狐(Beijing Mozilla Online Ltd.)とのパートナーシップを終了することを発表しました。
ブラウザ本体は引き続き使用可能ですが、Firefoxアカウントや中国語公式サイト、コミュニティ機能などが段階的に停止されます。
北京火狐の運営終了と背景
Mozillaは2025年5月8日、長年にわたって中国でFirefoxブラウザのローカライズや関連事業を担ってきた北京火狐との間で合意し、同社が9月末をもって中国市場から撤退することを決定しました。
この決定により、以下のサービスが終了となります:
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Firefox中国語公式サイト(firefox.com.cn)
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Firefoxアカウント(火狐通行証)サービス
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Firefox中国語コミュニティサイト(mozilla.com.cn)
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Firefoxホームページサービス(home.firefoxchina.cn)
これらはすべて2025年9月29日24時をもって完全停止され、以後はMozilla本社または認定された第三者によって中国市場での運営が引き継がれる見通しです。
アカウント・同期機能の終了とユーザーへの影響
もっとも大きな変更は、Firefoxアカウント(通称:火狐通行証)サービスの終了です。このサービスを通じて提供されていたブックマークや履歴、拡張機能の同期機能は2025年9月29日以降利用できなくなり、既存のデータも削除される予定です。
対象ユーザーには、早急にアカウントへログインしてローカルバックアップを取るよう案内されています。
また、Firefox中国語コミュニティサイトでも新規登録・投稿・コメントなどの機能は即時停止されており、コンテンツの保存は9月29日までに行うよう求められています。
ブラウザ自体は継続利用可能
今回の構造改革にもかかわらず、Firefoxブラウザそのものの提供は継続されます。今後も中国国内で通常通りの利用が可能であり、Mozillaは引き続きバージョン更新やセキュリティ修正を提供するとしています。
背景:グローバルでの再編と中国市場への影響
Mozillaは過去にも、COVID-19の影響を受けた2020年に世界的な事業縮小を行い、台湾台北オフィスの閉鎖や250人の人員削減を実施してきました。
今回の中国市場における再編はその延長線上にあると見られ、Google ChromeやMicrosoft Edgeといった競合の存在感が増す中、収益構造や運用体制の見直しが迫られた結果とみられます。
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