滋賀県立高教諭「gmail」と間違い「gmeil」にメールを誤送信

滋賀県立高教諭「gmail」と間違い「gmeil」にメールを誤送信

2024年5月31日、静岡県 県立湖南農業高校の教諭が、私用アドレスにデータを送信する際、メールアドレスのドメイン「gmail」と間違い「gmeil」で送信してしまい、生徒140人分と、49事業所の情報などが含まれるメールを誤送信したと発表しました。

事件の概要

滋賀県教育委員会は31日、県立湖南農業高校(草津市)の教諭が、私用アドレスにデータを送信する際、メールアドレスのドメイン(インターネット上の住所)の入力を誤り、生徒140人分と、49事業所の情報などが含まれるメールを誤送信したと発表した。悪用は確認されていない。

 発表によると、25日午後、同校の教諭が、今年度行う生徒のインターンシップ(就業体験)のデータを私用アドレスに送る際、「gmail」を「gmeil」と誤って入力した。誤送信先は送信者のミスを狙った「ドッペルゲンガー・ドメイン」と呼ばれている。

引用:滋賀県立高教諭、「gmail」でなく「gmeil」に誤送信…生徒140人分の個人情報流出

gmeil.comとは gmeilは「ドッペルゲンガードメイン」

gmeil.comはGmailなどと有名なサービスと似たドメインで悪意を持って取得されるドッペルゲンガードドメインです。

Gmailの場合以下のようなドッペルゲンガードメインがあります。

  • gmeil.com
  • gmai.com
  • gmail.co

その他Yahooやicloudのアドレスなどもドッペルゲンガードメインが存在します。

なお、有名なサービス名と似たドメインを取得する事は合法です。

ドッペルゲンガードメインの一覧も併せてご覧ください。

ドッペルゲンガードメインへメール送信するとどうなる

今回の事案と同様に、意図せず個人情報が漏洩します。

また漏洩した事実を暴露されたくなけば、金銭を支払え など2次脅迫の可能性もあるので、

個人でドッペルゲンガードメインへメール送信した場合はアドレスの変更、

会社や組織のアドレスで配信してしまった場合、直ぐに社内の情報管理担当へ報告する事をおすすめします。

メールを誤送信した際の損害賠償リスクについて

ある調査によると、メール誤送信により損害賠償の請求をされたケースが4.9%との報告があります。漏洩した情報が住所、氏名、生年月日、性別などの基本的な個人情報の場合は過去の事例をみると損害賠償額の相場は1件につき5,000円から1万5,000円程度と言えそうです。

一方で、個人の個別の情報、デリケートな情報が漏洩した場合には損害賠償額は上がる傾向にあるので注意が必要です。

参照

メールや従業員による個人情報漏洩の損害賠償例

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