ロックビット(LockBit)がクロアチア最大の病院へサイバー攻撃

ロックビット(LockBit)がクロアチア最大の病院へサイバー攻撃

2024年6月24日 ランサムウェア攻撃グループのロックビット(LockBit)がクロアチア最大の病院へサイバー攻撃とランサムウェア攻撃をしたことを発表しました

ロックビット(LockBit)の主張

2024年6月24日から25日の夜にかけて、クロアチアのザグレブ大学病院センター(KBCザグレブ)を狙ったサイバー攻撃が発生し、病院はITインフラ全体の停止を余儀なくされた。この攻撃により病院のデジタルシステムは大きな被害を受け、一時的に手動プロセスに戻らざるを得なくなった。

ロックビット(LockBit)が窃取したとする情報

ロックビット(LockBit)は以下の情報を不正に取得したとされています

  • カルテの記録
  • 患者検査および研究データ
  • 医師の研究論文
  • 手術記録
  • 臓器とドナーに関するデータ
  • 臓器バンクと組織バンク
  • 職員データ (住所、電話番号)
  • 職員の法的書類
  • 民間企業との寄付や関係に関するデータ
  • 寄付台帳
  • 医薬品在庫データ
  • 個人情報漏洩報告書

身代金の支払期限:2024年7月18日

クロアチア最大の病院(KBCザグレブ)へのサイバー攻撃の被害概要

サイバー攻撃によりIT システムが一時的に停止され、調査の為にシステムの電源を切ることを余儀なくされた。さらに診療を紙とペンに切り替え、50年前にさかのぼってしまった。

緊急手術は優先的に実施しているが、他の診療には影響が出ており情報支援に依存している放射線システムがおそらく最も深刻な影響を受けています。

現在も復旧作業を実施しています。

クロアチアのトモ・メドベド副首相は、クロアチアの政府機関は2022年にロシアがウクライナに侵攻して以来急増しているサイバー攻撃に取り組んでおり、 

「私たちはほぼ毎日、こうした攻撃を目撃している」と語った。

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