ロックビット(LockBit)のリーダー LockBitSupp が特定され起訴

ロックビット(LockBit)のリーダー(LockBitSupp)が特定され起訴

2024年5月7日(米現地時間)に米国司法省はロックビット(LockBit)の運営者かつリーダーで別名LockBitSuppが、ロシア人のドミトリー・コロシェフ(Dmitry Khoroshev)(31歳)という名のロシア人であることを特定し、起訴を発表しました。

ロックビット(LockBit)のリーダー(LockBitSupp)が特定され起訴

画像引用:NCA

司法省の声明

アメリカ合衆国司法省はロンドンで英国および国際的な法執行機関のパートナーと共同で、世界で最も活発なランサムウェアグループの一つであるロックビット(LockBit)ランサムウェアグループの活動を妨害したことを発表しました。ロックビット(LockBit)は、2,000人を超える被害者に対して攻撃を仕掛け、1億2,000万ドル以上の身代金を受け取り、総額数億ドルの身代金要求を行ってきました。

英国国家犯罪対策局 (NCA) のサイバー部門は、司法省、連邦捜査局 (FBI)、およびその他の国際的な法執行機関のパートナーと協力して、ロックビット(LockBit)が組織のインフラに接続するために使用する多数の公開ウェブサイトを押収し、ロックビット(LockBit)管理者が使用するサーバーの制御を奪うことにより、LockBitの活動妨害を行いました。これにより、LockBitの攻撃者がネットワークを攻撃して暗号化し、盗んだデータを公開すると脅迫して被害者から身代金を要求する能力を妨害しました。

中略

ドミトリー・コロシェフは、世界で最も多産なランサムウェア亜種でありグループでもある ロックビット(LockBit)を考案、開発、管理し、自身と関連会社が世界中の数千人の被害者に対して混乱を引き起こし、数十億ドルの損害を与えることを可能にしました。

悪名高きハンドルネーム『LockBitSupp』に隠れ、匿名で何の罰則もなく、ロックビット(LockBit)の被害者から窃取した 1 億ドルを個人的に懐に入れることができると思っていました。

しかし、司法省刑事局のコンピュータ犯罪知的財産権部門、FBI、そして海外のパートナーとの執念深い捜査と連携により、我々は彼とその共謀者の誤りを証明しました。

本日の起訴は、ロックビット(LockBit)の捜査と起訴における重大な節目を示すものであり、すでに 5 人の他の 、ロックビット(LockBit)関連者 (そのうちの 2 人は裁判を待つために勾留中) に対する告発と、今では信用を失墜した 、ロックビット(LockBit)の運営の重大な妨害につながっています。

起訴状と賞金

司法省はロックビット管理者と開発者に対する資産凍結と渡航禁止を発表し、26個の起訴状がサイトへ公開されています。

FBIによると、「コロシェフは少なくとも2019年9月から ロックビット(LockBit)の管理者として活動しており、その間、LockBit を世界で最も多産で破壊的なランサムウェアグループのひとつに成長させました。

コロシェフとその部下である ロックビット(LockBit)のメンバーは、米国 (ニュージャージー地区を含む) や世界中の病院、学校、非営利団体、重要インフラ、政府機関、治安維持機関など数千の被害者から、数億ドルの身代金を引き出しました。

としています。

またテイクダウンされた ロックビット(LockBit)のリークサイトでは、

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