Fortinetで重大な脆弱性のセキュリティアップデートを実施 FortiClient、FortiClientLinux、FortiProxyなど 

Fortinetで重大な脆弱性のセキュリティアップデートを実施 FortiClient、FortiClientLinux、FortiProxyなど

2024年4月10日にFortinetの製品で重大な脆弱性に対するセキュリティアップデートが実施されました。

対象となる脆弱性

対象となる脆弱性は以下3つになります。

・FortiClientMac – 構成ファイルの検証の欠如

・FortiOS および FortiProxy – 管理者の Cookie 漏洩

・FortiClient Linux – 危険なnodejs構成によるリモートコード実行

FortiClientMac – 構成ファイルの検証の欠如の概要

FortiClientMac のインストーラーにファイル名またはパスの外部制御の脆弱性(CWE-73) があり、
ローカルの攻撃者がインストール プロセスを開始する前に /tmp に悪意のある構成ファイルを書き込むことで、任意のコードまたはコマンドを実行できる可能性があります。

対象バージョン

バージョン影響を受けるバージョン解決方法
FortiClientMac 7.27.2.0 ~ 7.2.37.2.4 以降にアップグレードする
FortiClientMac 7.07.0.6 ~ 7.0.107.0.11 以降にアップグレードする

FortiOS および FortiProxy – 管理者の Cookie 漏洩の概要

FortiOS および FortiProxy の認証情報の保護が不十分な脆弱性 (CWE-522) により、攻撃者は稀な特定条件で、管理者をだまして SSL-VPN 経由で悪意のある攻撃者が制御する Web サイトにアクセスさせ、管理者の Cookie を取得できる可能性があります。

対象バージョン

バージョン影響を受けるバージョン解決
フォーティiOS 7.47.4.0 ~ 7.4.17.4.2 以降にアップグレードする
フォーティiOS 7.27.2.0 ~ 7.2.67.2.7 以降にアップグレードする
フォーティiOS 7.07.0.0 ~ 7.0.127.0.13 以降にアップグレードする
フォーティiOS 6.46.4.0 ~ 6.4.146.4.15 以降にアップグレードする
フォーティiOS 6.26.2.0 ~ 6.2.156.2.16 以降にアップグレードする
フォーティiOS 6.06.0 すべてのバージョン修正リリースに移行する
フォーティプロキシ 7.47.4.0 ~ 7.4.17.4.2 以降にアップグレードする
フォーティプロキシ 7.27.2.0 ~ 7.2.77.2.8 以降にアップグレードする
フォーティプロキシ 7.07.0.0 ~ 7.0.137.0.14 以降にアップグレードする
フォーティプロキシ 2.02.0のすべてのバージョン修正リリースに移行する
フォーティプロキシ 1.21.2 すべてのバージョン修正リリースに移行する
フォーティプロキシ 1.11.1 すべてのバージョン修正リリースに移行する
フォーティプロキシ 1.01.0 すべてのバージョン修正リリースに移行する

FortiClient Linux – 危険なnodejs構成によるリモートコード実行の概要

FortiClientLinux のコード生成の不適切な制御 (「コード インジェクション」) 脆弱性 [CWE-94] により、攻撃者が FortiClientLinux ユーザーをだまして悪意のある Web サイトにアクセスさせ、任意のコードを実行する可能性があります。

対象バージョン

バージョン影響を受ける解決
FortiClientLinux 7.27.2.07.2.1 以降にアップグレードする
FortiClientLinux 7.07.0.6 ~ 7.0.107.0.11 以降にアップグレードする
FortiClientLinux 7.07.0.3 ~ 7.0.47.0.11 以降にアップグレードする
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