Go言語のフレームワーク「Beego」で深刻な脆弱性(CVE-2025-30223)、対象者はアップデートを

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Go言語のフレームワーク「Beego」で深刻な脆弱性(CVE-2025-30223)、対象者はアップデートを

Go言語のフレームワーク「Beego」で深刻な脆弱性(CVE-2025-30223)が発生しています。パッチはリリース済みなので対象者はアップデートする事をお勧めします。

Beegoとは

GitHub で 32,000 を超えるスターを獲得している Beego は、REST API、Web アプリ、バックエンド サービスの構築に広く使用されています。合理化された構文と開発者に優しい抽象化により、Go エコシステムで利用されているフレームワークとなっています。

脆弱性の対象バージョン

2.3.5以下の全バージョンに影響

脆弱性の対象バージョン

2.3.6以上

脆弱性の概要

公式では「RenderForm()Beego の機能には、ユーザーが制御するデータの不適切な HTML エスケープが原因で、クロスサイト スクリプティング (XSS) の脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者は悪質な JavaScript コードを挿入して被害者のブラウザーで実行することができ、セッション ハイジャック、資格情報の盗難、またはアカウントの乗っ取りにつながる可能性があります。この脆弱性はRenderForm()、ユーザーが提供したデータを使用して Beego の機能を使用するすべてのアプリケーションに影響します。」としています。

公式でPoCもリリースされているので、悪用に注意が必要

脆弱性の影響範囲

BeegoのRenderForm()を使用して、ユーザー入力をフォーム要素に出力しているすべてのWebアプリケーションが影響を受けます。特に以下のような画面は注意が必要です。

  • 管理画面やユーザー管理インターフェース

  • ユーザー間のプロフィール表示ページ

  • 公開投稿・コメント欄