VMwareがローカル権限昇格の脆弱性を修正 (CVE-2025-22231)

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VMwareがローカル権限昇格の脆弱性を修正 (CVE-2025-22231)

2025年4月1日、VMwareはAria Operations製品群に存在するローカル権限昇格の脆弱性(CVE-2025-22231)に関するセキュリティアドバイザリ(VMSA-2025-0006)を公開しました。本脆弱性はCVSSスコア7.8(High)に分類されており、複数のVMware製品に影響を及ぼすため、対象環境の管理者はアップデートしてパッチを適用する事をお勧めします。

脆弱性の対象製品と修正バージョン

製品名 影響バージョン 対応バージョン(パッチ) 備考
VMware Aria Operations 8.x 8.18 HF 5
VMware Cloud Foundation 5.x, 4.x KB記載パッチあり
VMware Telco Cloud Platform 5.x, 4.x, 3.x 8.18 HF 5
VMware Telco Cloud Infrastructure 3.x, 2.x 8.18 HF 5

ダウンロードおよび詳細なパッチ情報は、VMware公式サイトのサポートページにて確認可能です。

製品利用者に求められる注意点

この脆弱性はリモートからの侵入ではなく、既にシステムにアクセス権を持っている攻撃者が対象です。

そのため、すでに侵入されている場合に権限を奪取されるリスクが高まります。

  • 仮想化基盤上のログイン権限の棚卸
  • 一時的なローカルアカウントの削除や権限見直し
  • EDR・SIEMによる挙動監視強化