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Broadcom(ブロードコム)のWindows版 VMware Tools に認証バイパスの脆弱性(CVE-2025-22230)が確認されました。パッチはリリース済みなので対象者はアップデートする事をお勧めします。
脆弱性の影響があるバージョン
以下のWindows版で影響が発生します。macOSやLinuxに影響はありません。
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12.x.x 系列
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11.x.x 系列
特に、社内の仮想デスクトップ(VDI)や開発環境において、VMware Tools を未更新のまま運用しているケースでは、内部不正やマルウェアによる侵害リスクが高まるため、早急な対応が必要です。
脆弱性の対策バージョン
12.5.1以上
脆弱性 CVE-2025-22230の概要
アドバイザリーの記載は端的で「VMware Tools for Windows には、不適切なアクセス制御による認証バイパスの脆弱性が含まれています 。VMware は、この問題の重大度を、 最大 CVSSv3 ベース スコア 7.8で重要度範囲に分類しました。」という記載のみです。
本脆弱性は Broadcom によって「重要(Important)」と評価されており、CVSS v3 ベーススコアは 7.8 とされています。これは、「悪用難易度が低く、システム制御の奪取につながるリスクがある」ことを意味します。
現在のところ、既知の回避策(ワークアラウンド)は存在しておらず、唯一の対処法は公式のパッチを適用することとされています。