HPE、Juniper Networksを約140億ドル(約2兆230億円)で買収

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HPEのJuniper Networksを約140億ドル(約2兆230億円)で買収

2025年7月2日、Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、ネットワーク機器大手のJuniper Networksを正式に買収完了したと発表しました。

買収額は約140億ドル(約2兆230億円)にのぼり、HPEのネットワーク事業規模を事実上倍増させる戦略的M&Aとなります。

AI時代のネットワーク構築へ

今回の統合は、HPEが目指す「AIネイティブかつセキュアなハイブリッドクラウドネットワーク」の実現に向けた一大転換点です。HPEのCEOであるアントニオ・ネリ氏は「今こそ、ネットワークがAIインフラの中核となる」と述べ、ネットワークの重要性を強調しました。

特にAIモデルのトレーニングや推論には、大規模かつ分散されたデータを高速・安全にやり取りできるネットワークが必要不可欠です。HPEはJuniperとの統合を通じて、以下の3つの基盤を強化します。

AIネイティブ運用

10年以上のデータサイエンスの知見を生かし、マルチベンダー環境でも機能するAI運用を提供。エージェント型AIによるトラブル予測や運用最適化をGreenLakeのクラウドサービス上で実現します。

クライアント~クラウドまでの統合ネットワーク

エンタープライズからサービスプロバイダ、クラウド領域にいたるまで、ハードウェアとソフトウェアを統合管理。オンプレミスおよび仮想クラウド構成に対応し、エンドツーエンドで一貫したユーザー体験を提供します。

統合セキュリティ

ネットワークアクセス制御(NAC)、SSE、ファイアウォールを一つのプラットフォームで管理。UIとAIエンジンが統一されることで、設定ミスや運用負荷の軽減、セキュリティ精度の向上が見込まれます。

今後の展望

Juniper Networksの元CEO、ラミ・ラヒム氏がHPEのネットワーク部門のトップに就任。両社の製品(HPE Aruba Networking と HPE Juniper Networking)を軸に、データセンター、通信キャリア、企業向けネットワークへの浸透を図ります。

本件は2024年1月に買収が発表され、2025年4月に株主承認を経て、7月に完了しました。Juniperの株式はNYSE(ティッカー:JNPR)から上場廃止となり、今後はHPE傘下の事業部門として再編されます。

HPEは今後、グローバルな販売体制とサポート網を活用し、Juniper製品のさらなる市場展開を目指すとしています。

参照

https://www.ibtimes.co.uk/hpe-seals-14billion-juniper-buyout-regulators-satisfied-ai-ambitions-ignited-1737557