KnowBe4、AI製フィッシング 対策の「カスタム・ディープフェイク・トレーニング」日本語版を発表

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KnowBe4、AI製フィッシング 対策の「カスタム・ディープフェイク・トレーニング」日本語版を発表

セキュリティ啓発トレーニングを提供するKnowBe4は2026年2月12日、組織内の人物(経営陣など)の動画・音声素材をアップロードし、想定シナリオを選ぶことで自社専用のディープフェイク教材を生成できる「カスタム・ディープフェイク・トレーニング」の日本語版を発表しました

概要

従業員が、AI生成のなりすまし(偽のビデオ会議、AI生成フィッシングなど)を見抜く「検知スキル」を、管理された学習環境で鍛える狙いとしています。

同社は、ディープフェイクが詐欺やディスインフォメーション(偽情報)だけでなく、企業の評判失墜を狙う工作にも悪用され得る点を強調し、

トレーニングでは、管理者が作成・承認したシミュレーションを通じ、会話の流れの不自然さ(レッドフラッグ)や、合成メディア特有のわずかな違和感に気づけるよう支援するとしています。

ディープフェイクが企業への詐欺に転用され始めている

KnowBe4の発表によるとディープフェイクは政治・社会の偽情報だけでなく、企業を狙う詐欺(送金詐欺、アカウント乗っ取り、情報窃取)にも直結しやすい技術です。実際、Entrustのレポートは、ディープフェイクが「生体認証を狙う攻撃の5件に1件」に関連し、インジェクション攻撃が前年比で増加したといった趣旨の指摘を掲載しています。

また、FBIのIC3(Internet Crime Complaint Center)では2025年5月、AI生成の音声やテキストを使って「米国高官になりすます」詐欺が継続しているとして注意喚起を公表しました。

偽情報(影響工作)でも「AI動画」が拡散の加速装置になっている

ディープフェイクは、認知戦・影響工作の拡散用コンテンツとしても使われます。例えば、ウクライナゼレンスキー大統領夫人がフランスで高額車を購入したという偽情報が、AI生成動画や偽の文書とセットで流通し、検索結果上位にも現れた事例が報告されています(複数の検証で否定)。

以下は実際のAI生成動画(ディープフェイク動画)です。

上記動画はフランス語ながら口元やあごの部分に合成感がありますが動画自体は2021年頃の為、現在ではより本物に近いディープフェイク動画の作成が簡単に可能です。

また、2025年にはボイスフィッシングでAI製の日本語音声が利用され始めていますので、2026年以降は日本企業を対象としたリアルタイムディープフェイクやディープ動画による詐欺が発生する可能性が高いです。

一部参照

KnowBe4、自社専用のディープフェイク動画を生成できる新トレーニングを発表