デンマークでもセキュリティソフトの「カスペルスキー」が利用禁止に

デンマークでもセキュリティソフトの「カスペルスキー」が利用禁止に

2024年6月23日 デンマークは、国内の企業に対してセキュリティソフトの「カスペルスキー」を利用しないよう要請した事をデンマークの国内メディアが報じました。背景にはアメリカ国内でも「カスペルスキー」の利用を禁止した事があります。

デンマークでのカスペルスキー利用禁止の概要

デンマーク国防情報局傘下のサイバーセキュリティセンター(CFSC)は声明で、企業に対しロシア製のウイルス対策製品のインストールには注意するよう呼びかけました。

「カスペルスキー社がウイルス対策製品を提供するべきかどうかについて批判的な立場を取ることが良いアドバイスだ」とサイバーセキュリティセンターの副所長マーク・フィーデル氏は述べ、「特にロシア人の手に渡りたくないものを扱っている場合はなおさらだ」と付け加えた。

フィーデル氏は、ロシアの諜報機関がデンマークの文書にアクセスするために安全保障協力を要請した場合、ロシア企業が拒否するのは難しいだろうと考えている。

同氏は「ロシアを含む外国勢力が情報を入手した場合、非常に悪い結果になると考えられる情報が多数ある」と述べた。

この声明は、米国がロシアのカスペルスキー研究所のウイルス対策ソフトの販売禁止を発表したことを背景に出された。

また、ドイツでも「カスペルスキー」を別のセキュリティソフトへ置き換える事を推奨しています。

引用:Denmark urges local firms not to use antivirus programs developed by Russian cybersecurity firm

アメリカでの「カスペルスキー」利用 禁止について

アメリカでの「カスペルスキー」禁止措置は9月29日に開始され、モスクワを拠点とするウイルス対策会社は国内のどこでもサイバーセキュリティサービスを提供できなくなる。既存の顧客も同日以降はカスペルスキーのソフトウェアをアップデートできなくなる予定です。

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