2025年10月1日、Splunkは、Splunk Enterprise および Splunk Cloud Platform に影響する合計6件の脆弱性を公表・修正しました。深刻度はHigh〜Mediumで、未認証で成立し得るSSRF(Server-Side Request Forgery)、複数のXSS、XXE、アクセス制御不備、LDAP悪用によるDoSなどが含まれます。お使いの環境が該当する場合は、該当パッチへの更新を最優先してください。
脆弱性、CVE-2025-20371の概要
Splunk Enterprise/Splunk Cloud の “Splunk Web” に起因する未認証のブラインドSSRF脆弱性です。web.conf の enableSplunkWebClientNetloc が有効な環境で、攻撃者が細工したリンクやページにユーザー(とくに高権限ユーザー)を誘導すると、Splunk Web がサーバー側から任意のネットワーク先へリクエストを送ってしまう可能性があります。
レスポンス本文が直接攻撃者に返らない“ブラインド”型であっても、管理用REST API(例:管理ポート 8089 など)に対する状態変更系リクエスト(ユーザー/ロールの変更、トークン発行、保存済み検索の作成・改変 など)を“認証済みユーザーの文脈”で実行させられる恐れがあり、権限濫用・横展開・データアクセスに発展し得ます。さらに、内部サービス(例:メタデータサービス 169.254.169.254 など)への到達に悪用されると、機微情報の取得や追加攻撃の足掛かりを与えるリスクもあります。
その他の脆弱性
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CVE-2025-20366(Medium)— バックグラウンドジョブのアクセス制御不備(SVD-2025-1001)
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低権限ユーザーでも、管理者がバックグラウンドで実行した検索ジョブのSID(Search ID)を推測できると機密検索結果にアクセスできる可能性。
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影響バージョン(Enterprise):9.4.0〜9.4.3 / 9.3.0〜9.3.5 / 9.2.0〜9.2.7(10.0.0は不影響)
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修正版:9.4.4 / 9.3.6 / 9.2.8(Cloudは相当パッチが順次適用)
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ワークアラウンド:影響は Splunk Web 有効時。一時的に Splunk Web を無効化する運用回避も可能。
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CVE-2025-20367(Medium)— 反射型XSS(/app/search/table の
dataset.command)-
低権限ユーザーが細工したペイロードでブラウザ上に任意JSを実行させる恐れ。即時アップデート推奨。
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CVE-2025-20368(Medium)— 保存済み検索のエラーメッセージ等を悪用する蓄積型XSS
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保存検索のエラーやジョブ検査情報経由でXSSが持続的に発火する可能性。
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CVE-2025-20369(Medium)— ダッシュボードのタブラベルにおけるXXE(DoS誘発の恐れ)
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XML外部実体参照(XXE)によりDoSを引き起こす可能性。
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CVE-2025-20370(Medium)— 多数のLDAPバインド要求によるDoS
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役割に
change_authentication能力を持つユーザーが多数のLDAP bindを送ることで高負荷→停止を誘発。 -
対策:アップデート(報告では 10.0.1 / 9.4.4 / 9.3.6 / 9.2.8 など)、該当能力の付与見直し。
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対応バージョンとアップデート指針
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Splunk Enterprise
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アクセス制御不備(CVE-2025-20366)に対しては 9.4.4 / 9.3.6 / 9.2.8 が最小修正版(10.0.0は該当不具合の影響なし)。
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他の不具合(例:LDAP DoS)では 10.0.1 以降が必要になるケースがあります。最新安定版への更新を推奨します。
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Splunk Cloud Platform
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Splunk側で監視・パッチ展開を進行。管理コンソールのリリースノート/メンテナンス通知を確認し、お客様側の回避設定(下記)も検討してください。
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