愛媛県、食品営業許可施設のオープンデータで申請者住所3,809件・電話番号1,315件を誤掲載

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愛媛県、食品営業許可施設のオープンデータで申請者住所3,809件・電話番号1,315件を誤掲載

愛媛県は2026年8月21日、食品営業許可施設に関するオープンデータに、公開すべきではない申請者の自宅住所と固定電話番号を誤って含めていたと公表しました。対象ファイルは8月18日午後から8月20日18時30分まで公開されており、県は判明後に直ちに削除しました。

誤掲載事案のサマリー

  • 【確認済み】食品営業許可施設1万1,131施設を掲載したExcelファイルに、本来公開しない個人情報が含まれていました。
  • 【確認済み】申請者の自宅住所は3,809件、固定電話番号は1,315件です。
  • 【確認済み】合計5,124件は情報項目数であり、5,124人を意味するとは限りません。
  • 【確認済み】ファイルは2026年8月18日午後から8月20日18時30分まで公開されていました。
  • 【確認済み】8月20日18時30分に誤掲載が判明し、県は掲載ページを削除しました。
  • 【確認済み】原因は、国の食品衛生申請等システムからデータを抽出する際の列選択の誤りと、公開前の確認不足です。
  • 【確認済み】県は対象者への謝罪と説明を行うとしています。
  • 【確認済み】公表時点で二次被害は確認されていません。
項目 内容
公表日 2026年8月21日
公開期間 2026年8月18日午後~8月20日18時30分
対象組織 愛媛県
インシデント オープンデータへの個人情報の誤掲載
対象データ 食品営業許可施設1万1,131施設を掲載したExcelファイル
原因 データ抽出時の列選択誤り、内容確認不足、更新後の複数人確認の未実施
誤掲載した情報 申請者の自宅住所、固定電話番号
対象件数 自宅住所3,809件、固定電話番号1,315件
対応状況 掲載ページを削除し、対象者への謝罪・説明を実施予定
個人情報保護委員会への報告 公表資料では確認できませんでした
警察への相談・申告 公表資料では確認できませんでした

国のシステムから抽出した作業用データを誤って公開

愛媛県によると、食品営業許可施設のオープンデータを作成するため、国の食品衛生申請等システムからデータを抽出した際に、公開対象ではない列を選択しました。その結果、申請者の自宅住所と固定電話番号を含むExcelファイルが県のホームページで公開されました。

今回の事案は外部からのサイバー攻撃ではなく、公開用データの作成・確認工程で生じた誤掲載です。県は、作業担当者による内容確認が不十分だったことに加え、データ更新後に他の職員による確認を行っていなかったと説明しています。

公開期間は約2日、二次被害は確認されず

対象ファイルは8月18日午後から8月20日18時30分まで、外部から取得できる状態でした。県は誤掲載の判明後、直ちに掲載ページを削除しました。

公表時点で二次被害は確認されていません。ただし、住所や固定電話番号は、なりすまし連絡や不審な勧誘などに悪用される可能性があります。これは今後想定されるリスクであり、実際の悪用が確認されたことを意味しません。

作業用ファイルの最小化と複数人確認へ

県は再発防止策として、作業用ファイルから不要な個人情報を削除し、ファイルにパスワードを設定するとしています。また、担当者だけでなく管理職を含む複数人で、公開前後の内容確認を行う方針です。

情報システム部門への示唆

オープンデータ公開では、公開画面だけでなく、ダウンロードファイルの全列・非表示列・別シート・メタデータまで確認する必要があります。特に、業務システムから抽出したデータを加工して公開する工程では、公開項目の許可リスト化と、作成者以外によるレビューを組み合わせることが重要です。

自治体の公表事案を俯瞰する際は、2026年に公表された自治体のサイバー攻撃・情報漏えい事例も参考になります。今回の事案はサイバー攻撃ではありませんが、データ公開プロセスの統制という点で共通する教訓があります。

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