ロンドンの地下鉄 運営企業へサイバー攻撃
2024年9月2日 イギリス ロンドンの地下鉄 運営企業であるロンドン交通局（TfL）へサイバー攻撃が発生したことを発表しました。なお現段階では情報漏洩は発生していないとのことです。
9月3日追記：ロンドン交通局がサイバー攻撃により、３万人の従業員のパスワード再設定を対面で要求している事が分かりました。
不正アクセスの概要
BBCのインタビューによると、主に影響を受けているのは交通機関の本社にあるバックルームのシステムで、地下鉄の運営に影響は発生していないとしています。
TfL は3 つの運営部門に分かれており、ロンドンの地上電車、地下鉄、クロスレール (英国運輸省と共同で管理されているエリザベス線) の交通システムを監督し、840 万人以上のロンドン住民にサービスを提供しています。
なお、このサイバー攻撃に関連して、17歳の少年が逮捕され尋問を受け現在は釈放されたとのことです。
引用
ロンドン交通局（TfL)で発生したランサムウェア攻撃
2023年7月TfLは、ロシア系のランサムウェア攻撃グループ「Cl0p」からファイル転送管理システム、「MOVEit」の脆弱性を悪用しサイバー攻撃を受け約1万3000人の顧客の連絡先情報が漏洩したとされています。
