マイクロチップ テクノロジーが半導体製造に影響のあるサイバー攻撃の被害を公表
アメリカの半導体製造企業 マイクロチップ・ テクノロジーは、2024年8月20日にサイバー攻撃の被害を受け各種措置を講じましたが、一部の半導体製造施設の稼働率が低下し、注文履行能力に影響が発生している事を公表しました。
この公表と同時に時間外取引価格では同社の株価が2%下落しました。
2024年9月追記:生産能力は回復しましたが、マイクロチップテクノロジーはサイバー攻撃と不正アクセスにより情報漏洩の可能性を発表しました。
マイクロチップ・テクノロジーへのサイバー攻撃の概要
2024 年 8 月 17 日、マイクロチップ・ テクノロジーは、ITシステムに関連する潜在的に疑わしいアクティビティを検出。
検出と同時に問題を検出するとすぐに、潜在的に不正なアクティビティを評価、封じ込め、修復するための措置を講じ始める。
2024 年 8 月 19 日、マイクロチップ・ テクノロジーは、権限のない第三者が当社の特定のサーバーの使用と一部の業務運営を妨害したと判断。
マイクロチップ・ テクノロジーは、影響を受けたシステムの隔離、特定のシステムのシャットダウン、外部のサイバーセキュリティ アドバイザーの支援による調査の開始など、インシデントに対処するための追加措置を速やかに講じる。
しかし一部の半導体製造施設の稼働率が低下し、注文履行能力に影響が発生している状況
その後ランサムウェア攻撃グループPlayが同社へのサイバー攻撃の犯行声明を発表しました。
情報漏洩や流出は不明
現段階で情報漏洩や流出の記載はありません。
引用
米 半導体製造企業 マイクロチップ・テクノロジーとは
マイクロチップ・テクノロジーはアリゾナ州チャンドラーに本社を置くアメリカのナスダック上場企業です。
ウェハー工場はアリゾナ州テンピ、オレゴン州グレシャム、コロラド州コロラドスプリングスにあり、組み立て/テスト施設はタイのチャチューンサオ、フィリピンのカランバとカブヤオにあります。
2024年度の売上高は76億米ドルでした。