
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、奈良県の斑鳩町立図書館へ導入作業をしていた図書館システムの新規サーバがランサムウェアに感染していた事を発表しました。
ランサムウェア感染の概要
- 2024年9月10日
京セラコミュニケーションシステムのソフトウェア製品である図書館システムの導入作業開始
- 2024年9月29日
本システムの稼働開始(利用者は図書館職員のみ)
- 2024年9月30日
本システムのサーバ接続がエラーになる現象を確認
調査の結果、サーバ内のデータが暗号化されておりランサムウェアに感染していることが判明
本システムを外部のネットワークと遮断
斑鳩町立図書館のランサムウェア感染後の対応
・さらなる攻撃を防ぐため、図書館システムと外部とのネットワークを遮断。
・図書館システムの運用停止により、現在、図書館のホームページおよびシステムによる蔵書検索等を停止。
・町立図書館および公民館図書室は開館・開室し、図書の貸出し等は引き続き実施。ただしインターネット閲覧端末等の利用など一部サービスを中止したうえで運営。
・図書館のホームページおよびシステムによる蔵書検索等を停止。インターネット閲覧端末等の利用など一部サービスを中止したうえで運営。
個人情報漏洩は調査中
本システムのサーバには、図書館利用者様の個人情報が含まれており、個人情報漏洩の有無は確認中
別のランサムウェアの事例を解説する記事では、過去のランサムウェア 事例や日本や海外のランサムウェア被害を解説していきます。また、記事では被害の内容やランサムウェアの種類、企業別に解説しています。