
2025年4月18日、株式会社クオリティアが提供するウェブメールシステム「Active! mail」において、スタックベースのバッファオーバーフロー脆弱性(CVE-2025-42599)が報告されました。
この脆弱性はCVSS v3スコア9.8(緊急)と評価されており、すでに本脆弱性を悪用した攻撃も確認されているため、各組織のシステム管理者は速やかなアップデートが強く推奨されます。
脆弱性の対象バージョン
Active! mail 6 BuildInfo: 6.60.05008561およびそれ以前のバージョン
脆弱性の対策バージョン
Active! mail 6 BuildInfo: 6.60.06008562
脆弱性の概要
「Active! mail」は、企業向けに広く採用されているWebメールシステムです。今回報告された脆弱性(CVE-2025-42599)は、細工されたリクエストを通じて、遠隔の第三者が任意のコードを実行する可能性があるスタックベースのバッファオーバーフローに起因しています。
悪用されると、以下のような影響が生じる恐れがあります:
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システム上で任意のコード実行
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サービスの停止(DoS)
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他のシステムやネットワークへの横展開攻撃の踏み台化
すでに実際の攻撃が確認されていることから、ゼロデイ相当のリスクがあると見なすべき状況です。
参照