アスクルは、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害について11月12日「第8報」を公表し、事業所向け「ASKUL」サービスを最優先に段階的な復旧を進めている現状を明らかにしました。サイトは強化したセキュリティの確認後に順次再開し、出荷は安定稼働を確認しながら拡大します。
復旧の基本方針
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事業継続への影響が大きい事業所向けASKULから復旧を先行。
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Webサイトは安全性を確認のうえ段階的に再開、出荷はトライアル運用→拠点・品目拡大の順で進行。
ASKULサービスの復旧計画・進捗
第1弾(10/29開始)/FAX注文・手運用 出荷トライアル
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対象:一部の顧客(医療・介護含む)
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商品:コピーペーパー等37アイテム(すべて箱単位)
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出荷拠点:新木場物流センター・ASKUL大阪DC(2拠点)
第1弾の拡大(11/10開始)
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商品:コピーペーパー等を含む約230アイテム(箱単位)に拡大
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出荷拠点:仙台/横浜/名古屋/関西/福岡を追加(計7拠点、追加拠点は11/7出荷開始)
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出荷能力:従来の1~2割程度
第2弾(11/12開始)/WEB注文・手運用 出荷トライアル
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対象:第1弾より拡大し、ソロエルアリーナの全顧客を含む
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注文方法:FAXに加え、ソロエルアリーナWebでの注文を再開
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商品:
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箱単位:第1弾と同様(約230アイテム)
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単品:医療機器・衛生材料などメディカル品477アイテム
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出荷拠点:
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箱単位=7拠点(第1弾同様)/ 単品=ASKUL東京DC(1拠点)
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出荷能力:第1弾と同様
〈新規〉第2弾の拡大:直送品の一部再開(11/12開始)
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対象:ソロエルアリーナWebからの注文
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商品:サプライヤー直送品(文具、日用品、飲食消耗品、PC周辺機器、MRO等)
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規模:約200万アイテム/9サプライヤーから順次拡大
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出荷:各サプライヤー拠点から発送(自社物流センター能力は変更なし)
※第1~第2弾のトライアルはWMS(倉庫管理システム)を使わない手運用。通常よりお届け日数がかかる場合があります。
※MRO=Maintenance, Repair, Operations(現場の備品・工具・保守部材等)。
本格復旧の見通し
12月上旬以降、ASKUL Webサイトでの注文と一部物流センターからの通常出荷(単品注文・在庫全商品の出荷)を順次再開予定。稼働センターは段階的に拡大します。
その他サービスの現況
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LOHACO:現時点ではトライアル対象外。再開時期は確定次第告知。
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パプリ(印刷):11/11から一部顧客のFAX注文を開始。全面再開時期は後日案内。
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ビズらく/SOLOEL:システムとWebの安全確認済みで通常提供中。
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ただし**SOLOEL内の「アスクル株式会社」**は出荷停止中(再開時期は後日案内)。
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外部カタログ連携(直販モデル含む):現時点ではトライアル対象外。
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ASKUL LOGIST(3PL):顧客企業の出荷スケジュールは本リリースと別管理。
セキュリティ・情報流出対応
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被害拡大防止のためランサムウェアの詳細は非開示。詳細ログ解析・監視・原因/範囲の調査を継続。
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**第5報(10/31)・第7報(11/11)**で公表のとおり、一部情報の外部流出を確認。対象となる顧客・取引先へ順次連絡中。
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個人情報保護委員会への報告、警察への相談など、関係各所への手続きを実施。
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連絡メールは社内ネットワークと独立した外部クラウドから配信し、当該サービスでの感染・不正アクセスは確認なし。








