投稿日時: 更新日時:
大日精化工業株式会社(東証プライム:4116)は2025年12月17日、連結子会社であるベトナム現地法人「DAINICHI COLOR VIETNAM CO., LTD.」において、第三者による不正アクセスを受け、社内サーバー等がランサムウェアに感染する事案が発生したと発表しました。同社は、お客様や取引先を含む関係者に対し、迷惑と心配をかけたとして謝罪しています。
目次
12月15日に暗号化を確認、調査でランサムウェアと判明
発表によると、2025年12月15日、当該子会社の社内システムでサーバーおよびパソコン内のファイルが暗号化され、読み取れない状態になっていることを確認しました。その後の調査で、ランサムウェアによる被害であることが判明したとしています。
ネットワーク遮断と専門スタッフ派遣で復旧対応へ
被害を確認した直後、当該子会社の対象機器を社内ネットワークおよびインターネットから遮断し、被害拡大を防ぐ措置を講じたとしています。あわせて、大日精化工業側からIT専門スタッフを派遣するなど、復旧に向けた体制を整えて対応にあたっているとのことです。
情報漏えいの有無は「確認中」
情報漏えいの有無については、現時点では詳細を確認中とされています。現段階で漏えいの有無を断定する情報は示されておらず、今後の調査結果が待たれる状況です。
製造・出荷への影響は「なし」、業績影響は軽微見込み
業務への影響について同社は、当該子会社における製造・出荷など主要業務への影響はなく、通常通り稼働を継続していると説明しています。また、本件による大日精化工業グループの業績への影響は軽微である見込みとしつつ、開示すべき事項が判明した場合には速やかに公表するとしています。
関連記事
サイバー攻撃集団 ロックビット(LockBit)とは?
国分生協病院がランサムウェア攻撃を受け、一部診療記録のPDFが閲覧不可に
HOYA、システム障害はサイバー攻撃が起因している事を公表
埼玉県健康づくり事業団 不正アクセスとランサムウェア攻撃により個人情報漏洩の可能性
山田製作所がランサム攻撃の被害に関する調査完了を報告
株式会社フュートレックがランサムウェア攻撃により情報流出の可能性を発表
国土交通省中部地方整備局の補助業務企業 ラグロフ設計工房がランサムウェア攻撃を受け個人情報漏洩(漏えい)の可能性を発表
半導体メーカーNexperiaがランサムウェア攻撃の被害を受ける
UNDP(国際連合開発計画)がランサムウェア攻撃を受け 個人情報漏洩を発表
Googleアカウントへのログインが必要です
投稿者:三村
セキュリティ製品を手がける上場企業にて、SOC(セキュリティオペレーションセンター)運営およびWebアプリケーション脆弱性診断の営業に8年間従事。その後、システムエンジニアへ転身し、MDMや人事系SaaSの開発に携わる。
8年の実務経験と開発者としての知見を活かし、「セキュリティ対策Lab」ではダークウェブ調査、セキュリティインシデントの分析、および高度なセキュリティ対策解説の執筆・編集を統括しています。
LinkedIn(外部サイト)