
Google Chromeの重大な脆弱性(CVE-2025-2476)が修正されました。アップデートは今後、数日から数週間にわたって展開される予定ですので、アップデートを忘れず適用する事をお勧めします。
脆弱性の概要
134.0.6998.117未満の Google Chrome の Lens の解放後使用により、リモートの攻撃者が細工した HTML ページを介してヒープ破損を悪用できる可能性がありました。(Chromium セキュリティの重大度: 重大)
この脆弱性が悪用されると、ログオンしたユーザーのコンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。
ユーザーに関連付けられた権限に応じて、攻撃者はプログラムをインストールしたり、データを表示、変更、削除したり、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントを作成したりする可能性があります。
システム上でユーザー権限が少ないアカウントに設定されているユーザーは、管理者ユーザー権限で操作しているユーザーよりも影響が少ない可能性があります。
リリースは数日中~数週間に展開
Windows および Mac では 134.0.6998.117 /.118、Linux では134.0.6998.117に更新され 、、Android では 134.0.6998.108 で対応としています。
アップデートは今後、数日から数週間にわたって展開される予定です。
一部参照
A Vulnerability in Google Chrome Could Allow for Arbitrary Code Execution