
北海道および道内の市町村が利用しているメールサーバーで、送信したメールが迷惑メールと誤判定され、相手に届かないトラブルが発生していることが分かりました。道は現時点でサイバー攻撃の影響は確認されていないとしていますが、3月5日に関係部局が会議を開き、対応策について協議を行いました。
発生の経緯と影響範囲
今回の問題は、3月4日夕方から発生しており、道および道内の全市町村が使用するメールサーバーから外部に送信されたメールが届かない事例が相次いで報告されています。
道がサーバーの管理業者を通じて調査したところ、送信されたメールが迷惑メールと判断され、受信側のセキュリティ対策ソフトによってブロックされている可能性が高いことが判明しました。
また、外部から道や市町村に送られたメールも同様に届いていない可能性があることが分かっており、影響はさらに広がる可能性があります。
対応策と今後の見通し
道の関係部局が開いた会議では、次のような対応策が決定されました。
- 迷惑メール対策のリストを管理している団体に対し、道や市町村のメールアドレスをリストから削除するよう要請
- 復旧までに数日かかる可能性があるため、メールで受け付けている各種申請の締め切りを延長
- 道からの重要な情報については、公式ホームページや電話を通じて確認するよう周知
道は引き続き、メール送受信の状況を監視し、速やかな復旧に向けた対応を進める方針です。
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