
2025年4月16日、名古屋市中区にあるトレーディングカード店で、極めて希少なカードを無断で持ち出し売却したとして、当時の店長であった40歳の男が業務上横領の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、名古屋市中区に住む会社役員の男。男は2023年11月、店長を務めていたカードショップにおいて、世界で200枚しか流通していないという貴重なカード2枚(買取価格22万6000円相当)を無断で持ち出し、他店舗へ売却していたとされています。
自社カードが他店に…不審な流通経路から発覚
事件のきっかけとなったのは、カードショップ運営会社の関係者が自社で買い取ったはずのカードを、別の店舗で発見したことでした。希少性の高いカードだったため、流通経路に疑問を抱いた関係者が警察に相談。捜査の結果、当時の店長による不正が浮上しました。
なお、逮捕された男は警察の調べに対して「分からないです」と述べ、容疑を否認しているとのことです。
カードは高額転売の標的に?利益の使途も捜査中
今回売却されたカードは、世界でわずか200枚しか存在しないという非常にレアなトレーディングカード。プレミア価値が付きやすく、コレクター市場でも高額で取引されることがあるため、こうしたレアカードは盗難・不正流通のリスクも高いとされています。
警察では、男がカードを売却して得た利益の使い道についても、引き続き詳しく調査を進めています。
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