南日本酪農協同、3月のサイバー攻撃で個人情報流出の可能性

セキュリティニュース

投稿日時: 更新日時:

南日本酪農協同、3月のサイバー攻撃で個人情報流出の可能性

2025年6月2日、南日本酪農協同株式会社(本社:宮崎県)は、自社ホームページが外部からのサイバー攻撃不正アクセスにより一部顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにしました。同社は、影響を受けた可能性のある個人情報の内容や、対応状況について報告するとともに、顧客や関係者に注意を呼びかけています。

流出の可能性がある個人情報と対象者

今回のサイバー攻撃によって、2024年度に実施された自社企画「デーリィちゃん募集」および「デーリィちゃんWEB投票・プレゼント企画」に応募した一部顧客の個人情報が流出した可能性があるとのことです。

流出が懸念される情報は以下のとおりです。

  • 氏名

  • 住所

  • 電話番号

  • メールアドレス

なお、「デーリィちゃんWEB投票」のみの参加者については、個人情報の取得は行っておらず、今回の影響を受けていないとしています。

基幹システムや通販系サーバーへの影響はなし

同社によれば、今回不正アクセスを受けたのはホームページの一部であり、自社の基幹系サーバーや通販系サーバーは別システム上で運用されているため、クレジットカード情報や銀行口座情報は漏えいの影響を受けていないと説明しています。

現時点で不正利用の報告はなし

南日本酪農協同は、「流出が懸念される個人情報の不正使用は、現時点では確認されていない」としていますが、今後の状況を注視しながら対策を講じていく方針です。

現在の対応と再発防止策

同社は、今回のインシデントを重く受け止め、現在以下の対応を進めていると説明しています。

  • 宮崎県警サイバー捜査課への相談

  • 弁護士およびセキュリティ専門機関と連携した調査

  • 不正アクセス経路の特定と脆弱性の検証

  • 必要なセキュリティ体制の再構築

今後も新たに判明した事実があれば速やかに公式ホームページ上で報告を行うとしています。

参照

https://www.dairy-milk.co.jp/news/important/20250602/8047/