宮古島市で児童・生徒の個人情報が保存されたPCのSSD紛失—情報漏えいの可能性

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宮古島市で、機種入れ替えに伴い回収・保管されていたパソコンのSSD(ソリッドステートドライブ)が紛失し、児童・生徒の個人情報が漏えいした可能性があることが明らかになりました。

情報漏洩の概要

機種入替に伴い、使用を終了したパソコンを回収し、倉庫に保管していました。

廃棄業者が倉庫に保管していたパソコンからデータを消去していたところ、5台のパソコンにSSD抜き取られていたことが判明

パソコン内のデータは回収前に削除されていますが、物理的な破壊を行わなければ専用サイトでデータ復旧可能なため情報漏洩事案として国や県に報告

情報漏洩の経緯

  • 令和5年1月23日~27日
     機種入れ替えにより、使用を終了したパソコンが回収され、市の倉庫に保管される。

  • 令和7年1月27日
     廃棄作業を進める過程で、倉庫に保管されていたパソコンのうち5台からSSDが取り外されていることが、廃棄業務受託者によるデータ消去作業中に判明。

  • 令和7年1月28日~2月7日
     庁内の捜索およびパソコン保守業者、当時の担当職員への聞き取り調査を実施するも、SSDの行方は判明せず。

  • 令和7年2月5日
     宮古島警察署に相談し、今後の対応を協議。

漏えいした可能性のある個人情報

紛失したSSDには、児童・生徒約20~40人分の個人情報が保存されていた可能性があるとされています。

市の発表によると、紛失したパソコンのデータについては、使用者が削除を行っていたことが確認されているものの、専用の復元ソフトなどを用いることで復元可能な状態にあったため、情報漏えい事案として扱うとのことです。

対象となる個人情報の内容は以下の通りです。

  • 児童・生徒の氏名
  • 学年・クラス
  • その他、個人に関わる情報