セゾンファンデックス、委託先の青山メイン企画のランサムウェア 被害で個人情報漏洩の恐れ

セキュリティニュース

投稿日時: 更新日時:

セゾンファンデックス、委託先の青山メイン企画のランサムウェア 被害で個人情報漏洩の恐れ

株式会社セゾンファンデックスは2026年3月10日、リースバック契約の賃貸管理業務を委託している株式会社青山メイン企画で、ランサムウェア攻撃に伴う個人情報漏えい事案が発生したと公表しました。

発表によると、2026年1月12日、管理会社が利用するサーバーや端末で複数のファイルが暗号化され、閲覧不能になっていることを確認しました。あわせて、データ公開を示唆し、金品の支払いを求める英文テキストも見つかっており、第三者によるランサムウェア攻撃と判断しています。

概要

対象となる可能性があるのは、セゾンのリースバック契約者の個人情報です。

現時点では対象人数や対象範囲の特定は継続中ですが、管理会社のサーバーなどに保存されていた情報には、氏名、生年月日、住所、電話番号のほか、物件情報、勤務先情報、緊急連絡先情報などが含まれている可能性があるとしています。

特に今回の発表では、契約者本人の情報だけでなく、緊急連絡先として登録された人の情報も漏えい対象になり得ると明記されています。

関連:ランサムウェアの事例 【2025年】

原因

原因は、管理会社が利用していたサーバーや端末に対するランサムウェア攻撃です。発表内容からは、攻撃者が内部ネットワークに侵入し、複数のサーバーや端末へ不正アクセスと操作を行ったことが確認されています。

現時点では、侵入経路の詳細までは公表されていません。ただ、単なる端末単位の感染ではなく、内部ネットワーク内で複数の機器に対して不正操作が行われていたことから、攻撃者が一定の横展開を伴う侵害を実行していた可能性が高いと見られます。

現時点での影響

現時点では、セゾンのリースバック契約者の個人情報が実際に不正使用された事実や、それに起因する二次被害は確認されていないとしています。また、管理会社の契約管理業務や問い合わせ対応は通常どおり運営しており、リースバック契約の履行や各種連絡に支障は出ていないと説明しています。

ただし、対象となる情報や本人の範囲は引き続き調査中であり、影響の全容はまだ確定していません。物件情報や勤務先情報、緊急連絡先情報まで含まれる可能性があるため、今後の精査次第では、影響範囲が広がる可能性もあります。

契約者が注意すべきこと

今回の事案では、契約者や関係者に対して、不審なメール、SMS、電話への注意が呼びかけられています。攻撃者が取得した情報を使って、実在の会社名や契約内容を装ったなりすまし連絡を行う可能性があるためです。

セゾンファンデックスと青山メイン企画は、本件に関連して個人情報の提供を求めること、メールやSMSのリンクを開くよう求めること、添付ファイルを開くよう求めること、金銭の支払いを求めることは一切ないと明言しています。

情シス部門が見るべきポイント

今回の事案は、委託先管理の重要性を改めて示しています。セゾンファンデックス本体ではなく、賃貸管理業務を委託していた管理会社側のサーバーや端末が侵害され、そこに保存されていた契約者情報が漏えい対象になりました。自社システムを堅牢化していても、委託先や再委託先の管理が弱ければ、顧客情報のリスクは現実化します。