大学受験の総合型選抜(旧AO入試)対策をうたうオンライン塾「SS義塾」が、2025年12月上旬から授業を停止し、塾側と連絡が取れない状態になっていることが分かりました。受講生や保護者の間では、「授業が受けられない」「返金も説明もない」と不安と怒りの声が高まっています。
一方で、運営会社の社長はテレビ局の取材に対し、「業務委託先に会社を乗っ取られた」と主張。関係者の証言や同業者のX(旧Twitter)投稿も交錯し、状況は混迷したままです。
オンライン授業が突然ストップ、「電話もメールもつながらない」
SS義塾は、東京・港区に本社を置く大学受験塾で、面接や小論文を中心とした「総合型選抜」に特化したオンライン授業を展開してきました。
しかし今月7日ごろから、オンライン授業の時間になっても講師が現れず、その後も電話やメールで問い合わせても一切返答がない状態が続いているといいます。
SNS上でも、
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「SS義塾、電話つながらない。どうなってるの?」
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「来年度分まで支払い済みなのに連絡が取れない」
といった投稿が相次いでいます。
社長は「会社を乗っ取られた」と主張 約4,000万円の不正出金も
こうした混乱の中、SS義塾を運営する会社の社長はテレビの取材に応じ、自らの見解を語りました。
社長によると、塾の運営業務のほとんどは外部の個人・事業者に委託しており、授業の管理や決済、各種オンラインサービスの運用も含め、ほぼ全てをネット上のツールで完結させる形を取っていたといいます。
ところが、
「代表取締役である私が、ログイン情報をすべて使えない状態にされてしまった」
と話し、塾で使用していた口座から約4,000万円が不正に出金されていたことも確認したと説明しました。
社長は、運営業務を委託していた男性に会社の実務を乗っ取られたとの認識を示し、警視庁に被害相談を行っているとしています。
一方で、この「業務委託を受けていた」とされる男性は、取材に対し、
「事実無根で、銀行口座のパスワードなども知らない」
と関与を全面的に否定しており、主張は真っ向から食い違ったままです。
登記上の住所を訪ねて 看板は別会社、ポストには「投函禁止」
テレビ局の取材班が、運営会社の所在地として公開されている東京都港区のオフィスビルを訪ねたところ、該当フロアには別の会社名が掲示されており、「日本進学教育研究所」などSS義塾関連の名前は見当たらなかったといいます。
ポストには「投函禁止」の紙が貼られており、現在も事務所として使用されているのかどうかも含め、実態は不透明な状況です。
SS義塾側のアカウントからは13日、「現在、関係各所と連携し調査を行っております」「責任者直通ホットラインを開設する」といったメッセージが送信されましたが、保護者がその番号に電話してもつながらなかったという証言もあります。
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