自動車サスペンション 製造 販売のテイン、ランサムウェアの被害でシステム障害

自動車サスペンション販売を行う株式会社テイン(東証スタンダード:7217)は2025年10月31日、同社グループでランサムウェア感染によるシステム障害が発生したと公表しました。感染は本社サーバーで確認され、その機能を利用するグループ各社にも業務影響が及んでいます。取引先・関係先への影響を踏まえ、同社は謝罪しています。

2025年10月30日朝（日本時間）、サーバーにアクセスできない状況を確認。以降、社内で初動対応を進めた上で、翌31日に事案を公表しました。

現在の対応状況

• 関係機関へ相談：警察等への相談を開始。

• 外部専門家の支援：フォレンジック調査を含む技術支援を受け、影響範囲と原因の特定、復旧作業を進行中。

• 情報流出の有無：個人情報・顧客データの外部流出を含む影響調査を継続。現時点で確定情報は未公表。

• 業績影響：当期業績への影響は精査中。開示が必要な場合は速やかに公表する方針です。

想定される業務影響

感染地点が本社サーバーであるため、基幹系・共有系サービスの一部停止や遅延がグループ横断で発生している可能性があります。生産・出荷・購買・顧客対応の各プロセスに遅延が生じる恐れがあり、同社は復旧を優先しています。

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投稿者：三村

セキュリティ対策Labのダークウェブの調査からセキュリティニュース、セキュリティ対策の執筆まで対応しています。 セキュリティ製品を販売する上場企業でSOC(セキュリティオペレーションセンター)やWebサイトやアプリの脆弱性診断 営業8年、その後一念発起しシステムエンジニアに転職。MDMや人事系のSaaS開発を行う。