米、英政府 ロンドン交通局を停止させたとされるハッカーを摘発

セキュリティニュース

投稿日時: 更新日時:

米、英政府 ロンドン交通局を停止させたとされるハッカーを摘発

2025年9月18日、米司法省(DOJ)と英国家犯罪対策庁(NCA)は、オンライン犯罪グループ「Scattered Spider(別名:Octo Tempest/UNC3944/0ktapus)」の関与が疑われるロンドン交通局や他一連のサイバー攻撃に関し、東ロンドン在住のThalha Jubair(19)ウエストミッドランズ在住のOwen Flowers(18)を起訴・訴追したと発表しました。

概要

NCAなどの公表・報道によれば、この攻撃は英公共交通の重要インフラに位置づけられる ロンドン交通局のネットワーク侵害で、運行自体は継続したものの、内部システムやオンラインサービス、払い戻し処理に支障が発生しました。

後日の更新では顧客データ(氏名・連絡先・住所等)の一部流出も明らかにされています。被害額は数千万ポンド規模(約3,900万ポンド)と報じられています。

同件は、英米当局が「Scattered Spider(別名:Octo Tempest/UNC3944/0ktapus)」と呼ばれる集団の活動の一環として捉えており、Jubair容疑者については米司法省が少なくとも120件の侵入・恐喝1億1,500万ドル超の身代金支払いに関与したとして別途起訴しています。

攻撃手口の特徴

Scattered Spiderは英語話者中心のソーシャルエンジニアリング長け、MFA疲弊狙い・SIMスワップ・IDプロバイダ偽装などで正規アカウントを乗っ取り、データ窃取→暗号化→二重恐喝へ展開するのが通例です。米司法省は、連邦裁判所や重要インフラ企業も標的になったとしています。