ナースコール等の医療施設向けシステムを提供するケアコムは2026年2月18日、が本医科大武蔵小杉病院で公表されたランサムウェア被害を受け、今後のセキュリティ対応方針を発表しました。従来の「外部侵入を防ぐ」対策に加え、院内の他システムなどを起点とした侵入も前提にした「侵入を前提とした多層防御」を強化すると明記しています。
概要
ケアコムはこれまで、リモートアクセスの運用管理や通信経路の保護など、外部からの侵入抑止を中心に実施してきたと説明しています。一方で、今回のように院内の別システム等を起点に侵入が起き得るケースを前提としたリスク評価や、侵入後の拡大防止・権限管理運用には改善余地があるとして、対策思想を「侵入前提」に引き上げる方針を示しました。
背景として、医療機関側の公表では「保守用VPN装置」が侵入経路として確認されたケースも出ています。周辺システムや保守経路が起点になり得る点は、医療機関の現実的なリスクとして無視できません。
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顧客への通知
ケアコムは医療機関側に対し、ランサムウェア等への備えとして、インターネット接続点に位置する機器・サービス(VPN装置、ルーター、UTM等)について、次の点検を検討するよう呼びかけています。
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更新状況(ファームウェア・ソフト)の確認
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不要な外部公開の見直し
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アクセス制御・認証設定の適正化
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不審挙動やアラート発生時は、時刻・画面表示・状況(可能ならログ)を保全して連絡
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情報システム部門が押さえるべきポイント
実務では以下を点検する事をお勧めします。
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保守経路の棚卸し:VPN・リモート保守の接続先、方式、アカウント、権限、ログ保管を一枚にする
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例外経路の最小化:不要公開停止、接続元制限、強固な認証、特権ID運用
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侵入後対策:ネットワーク分離、権限の最小化、監視・検知とログ保全
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ベンダー運用の再設計:緊急遮断手順、更新責任分界、監査・報告要件の明確化








