カンボジアで5000人のインド人がSNS上のロマンス詐欺を強制される

カンボジアで5000人のインド人がSNS上のロマンス詐欺を強制される

2024年3月初め、内務省(MHA)は、外務省(MEA)、電子情報技術省(Meity)、インド・サイバー犯罪調整センター(I4C)、その他のセキュリティ専門家の関係者と会議を開き、カンボジアに閉じ込められたインド人を救出するための戦略を策定した。彼らはカンボジアにてインド国内へのロマンス詐欺や豚の屠殺詐欺に加担させれられていました。

事件の概要

被害者のインタビューによると、インドのエージェントからカンボジアでのデータ入力の求人を紹介され面接のため、別の引率を行う男とカンボジアへ渡航。

カンボジアの入国審査で、引率を行う男は観光ビザでの入国であると入国管理官へ伝えており不審に思ったもののカンボジアの企業で面接とタイピング速度のテストを行い合格。

ロマンス詐欺の強制

被害者は「私たちはさまざまなプラットフォームから入手した女性の写真を使って偽のソーシャルメディアアカウントを作成しなければなりませんでした。しかし、これらの写真を選ぶときは注意するように言われました。私たちには目標があり、それを達成できなかった場合、食べ物も与えてくれず、部屋にも入れてくれませんでした。 1か月半後、ようやく家族に連絡し、地元の政治家の協力を得て大使館と話をした」と語った。

また、犯罪組織の業務指示者は中国人であるが、通訳者のマレーシア人もいたとのこと。

この事件に関わっているインドの警察官によると、「犯罪組織は被害者を騙しカンボジアの詐欺を行う企業に入社させます。企業はパスポートを取り上げ1日12時間労働させ、誰かが頼まれた仕事を拒否した場合、その人は身体的暴行、電気ショック、独房監禁などの拷問を受け、詐欺に関与したくない多くのインド人がそこに閉じ込められている。

また、犯罪組織は出会い系アプリで女性を装い、潜在的なターゲットとチャットすることを強制します。 「しばらくすると、詐欺師はターゲットを説得して仮想通貨取引に投資するようになります。このようにして、インドでは多くの人がだまされました」と語った。

ロマンス詐欺について

ロマンス詐欺はSNSやマッチングアプリを通じて、対象へ恋愛感情を抱かせ金銭送金を依頼する詐欺ですが、中国の犯罪組織が大きく関わっていると言われています。

また本件はフェイスブックも利用されているため、ま「久しぶり元気?」などと連絡して仮想通貨の投資詐欺へ誘導する豚の屠殺詐欺も行われていると推測されます。

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