Apexでチート付与のハッキングが発生
Apex Legendsで対戦中の2名のプレイヤーへチート付与をするというリアルタイムハッキングが発生したので、解説していきます。
事件の概要
2024年3月17日のApex Legendsの北米 地方大会で、何百人が見守る対戦の中で2人のプレイヤーへ本来使えないはずのチート機能が勝手に付与・起動され、対戦中の選手がログアウトする自体となりました。
被害にあったプレイヤーはライブ配信中に「マジかよ冗談だろ?ハッキングされている、ハッキングされているぞ!」と叫んでいました。
また、ゲームのチャットにはハッカーと思われるDestroyer2009という人物が
「Apex hacking global series, by Destroyer2009 &R4andom」というメッセージを送信しています。
後に公式も大会を延期と調査を行う声明を発表しました。
ハッカー Destroyer2009 の目的
TechCrunchがDestroyer2009へインタビューをしたところ、ハッキングの目的は
「ただ楽しめればと思ってやった、自身が利用した脆弱性を開発元のApex Legendsに修正させる事が目的だった」と答えています。
また具体的なハッキング手段や脆弱性の情報を公開する事を拒否しておりますが、脆弱性は「サーバーは関係なくApexのプロセスのみしか触れておらず、2人のプレーヤーのPCへ直接ハッキングしていない」とも答えています。
Destroyer2009は、大会中にハッキングを行った理由として「注目を集めたかったが、誰も悪意なくこのようなエクスプロイトを使うことはなかっただろう」と話しました。
「冗談ではなく、大会トーナメント中にチーターやチート付与者が現れたら、誰かのキャリアを台無しにすることもできるだろう」とDestroyer2009は話し、
悪意はなかったことを示そうと自身の行動を正当化しました。
2024年3月20日にアップデートを実施
開発元のRespawn Entertainmenは本ハッキングを受けて、対策を施すために2024年3月20日にApex Legendsのアップデートを実施しました。