倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃の被害のまとめ
2024年9月19日 物流や倉庫管理システムを提供する株式会社倉業サービスがランサムウェアとサイバー攻撃の被害を受け個人情報漏洩の可能を発表しました。現在、松竹や大樹生命が同社のランサムウェアによる個人情報漏洩の可能性を発表しています。
目次
サイバー攻撃の概要
2024年9月12日に倉業サービスのサーバーにおいてシステム障害が発生し、調査をすすめましたと
ころ、サーバーへのサイバー攻撃による不正アクセスにより、保管する企業情報及び
個人情報の一部が漏洩した(閲覧された)可能性があることを認識
現在、具体的な情報漏洩の事実は確認されていないものの、外部専門家の助言を受けながら調査を継続中
引用
サイバー攻撃による情報漏洩の可能性のお知らせとお詫びについて(第1報)
JPモルガン・アセット・マネジメントが倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により個人情報漏洩の可能性を発表
2024年9月27日 JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定投資信託等に係る販売用資料やノベルティなどの保管および販売会社への発送業務を委託していた 株式会社倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により、約3千人の個人情報漏洩の可能性を発表しました。
松竹が倉業サービスのサイバー攻撃とランサムウェアで個人情報漏洩の可能性を発表
2024年9月18日 松竹株式会社が運営する公式ECサイト 松竹ストアおよび松竹歌舞伎屋本舗 楽天市場店で 株式会社倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により、最大23万人個人情報漏洩の可能性を発表しました。
大樹生命が倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により最大7万人の個人情報漏洩の可能性を発表
2024年9月20日 大樹生命株式会社が書類等の保管、配送業務を依頼していた 株式会社倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により、最大7万人個人情報漏洩の可能性を発表しました。
リコージャパンが倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により個人情報漏洩の可能性を発表
リコージャパン株式会社がNetRICOHキャンペーンやノベルティ発送業務を委託していた 株式会社倉業サービスのランサムウェアとサイバー攻撃により、約3千人の個人情報漏洩の可能性を発表しました。
相次ぐ物流業へのランサムウェアとサイバー攻撃
また関連しているか不明ですが、同じ物流企業の株式会社関通(証券コード: 9326)が悪意を持った第三者からサイバー攻撃とランサムウェア攻撃を受け「サイバーテロ」として発表し、現在ガンバ大阪など同社の顧客の約35社が個人情報漏洩や出荷停止、出荷遅延を発表しています。
ハッカーに狙われる重要インフラ
2023年、中国系のハッカー集団 Volt Typhoon(ボルトタイフーン)は
アメリカやアメリカの同盟国、米軍周辺の重要インフラを狙った活動を行い世界に衝撃を与えました。
この事件以後、アメリカでは港湾施設で利用するシステムを
・中国製から切り替える
・追加セキュリティ対策
などの追加予算案が可決されました。
日本政府、14の産業を重要インフラとして指定
また、日本政府もインフラへのサイバー攻撃を危険視しており
情報通信、金融、航空、空港、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス、医療、水道、物流、化学、クレジット、石油の14を重要インフラ分野と位置づけており、それぞれの産業ごとにセキュリティレジエンスを設定しています。
株式会社倉業サービス管轄団体である、国土交通省では物流分野におけるセキュリティガイドラインを発表しています。