
TeamViewerで危険度の高い脆弱性(CVE-2024-7479,CVE-2024-7481)が確認されました。両脆弱性とも(CVSS スコア: 8.8)と高なので対象者はアップデートする事をお勧めします。
脆弱性の対策
TeamViewer の Windows 用バージョン 15.58.4 へアップデート
脆弱性 CVE-2024-7479とCVE-2024-7481の概要
セキュリティ研究者のピーター・ガバルドン氏に発見され、両脆弱性とも(CVSS スコア: 8.8)で、TeamViewer リモートクライアントの Windows 版バージョン 15.58.3 以前の TeamViewer_service.exe コンポーネントを介して VPN ドライバーをインストールする際の暗号署名の検証が不適切であったため、Windows システムでローカルの非特権アクセス権を持つ攻撃者が権限を昇格してドライバーをインストールできる可能性があります。
このバージョンのTeamViewer ではデフォルトでポート 5939/tcpで実行されており、操作に対して脆弱であり、攻撃者が権限を昇格して重要なシステム機能を制御できるようになります。
POCも公開されている
ピーター・ガバルドン氏に発見されGitHubでPOCの脆弱性コードが公開されており、悪用も容易です。対象者はアップデートする事をお勧めします。