
2025年3月13日、イオンフィナンシャルサービス株式会社(東京都、東証プライム上場、証券コード:8570)は、特別損失の計上と業績予想の修正を発表し、クレジットカードの不正利用で99億円の特損を計上しています。
クレジットカード不正利用に伴う貸倒関連費用
今回の発表によれば、2025年2月期(2024年3月1日~2025年2月28日)の連結累計期間において、国内のクレジットカードショッピングにおけるオフライン取引の一部でクレジットカードの不正利用が発覚しました。不正利用が確認された金額は99億円に上り、これを特別損失として貸倒関連費用に計上する見込みです。
不正利用の手口は、特定の決済サービスや特殊な条件下で行われるオフライン取引において、第三者による不法行為が認められたものです。これにより、同社は即座に被害抑止のための対策を講じています。
現時点での対策と今後の取り組み
-
被害抑止の実施
すでに発覚した不正利用に対しては、即座に対応を実施し、新たな被害の発生を防止しています。 -
セキュリティ強化の取り組み
これまでも、国内市場で増加するフィッシング詐欺などの不正利用防止策として、以下のようなセキュリティ体制を構築してきました。- 本人認証サービス(3Dセキュア)の導入
- 24時間365日体制の異常検知モニタリング
-
今後の対策強化
さらに、今後は専門部門の設置によるモニタリング体制の強化や、業界各社および関係団体との連携強化を通じて、不正利用の未然防止に取り組むとしています。