阿波銀行、元職員による着服と顧客の情報持ち出しが判明-懲戒解雇処分に

セキュリティニュース

投稿日時: 更新日時:

阿波銀行、元職員による着服と顧客の情報持ち出しが判明-懲戒解雇処分に

阿波銀行は2025年12月24日、同行藍住支店に勤務していた元職員による不祥事件が発生したと発表しました。金融機関としての信用とコンプライアンスを揺るがす事態として、同行は深い反省と謝罪の意を示しています。

元職員が現金を着服、17先の顧客が被害

同行の発表によりますと、当該元職員は2025年7月から11月にかけて、藍住支店の窓口に来店した17先の顧客が預け入れた現金の中から、合計87,410円を着服していました。本件は11月21日に判明しています。

なお、着服された金銭については、元職員本人により全額弁済されており、最終的な金銭被害は発生していないとしています。

666先分の顧客情報持ち出しも確認

内部調査の結果、同期間中に藍住支店で取引のあった顧客のうち、666先分の顧客情報(氏名、口座番号など)が元職員によって持ち出されていたことも判明しました。

同行によると、これらの顧客情報はすでに回収済みであり、現時点までの調査では第三者への情報漏えいの事実は確認されていないとしています。

元職員は懲戒解雇、関係者も厳正処分

阿波銀行は、当該元職員を懲戒解雇処分としました。また、管理・監督上の責任がある関係者についても、行内規程に基づき厳正な処分を実施したとしています。

本件については、監督官庁などの関係機関への届け出に加え、警察への通報も行われています。着服被害に遭った顧客に対しては、個別に対応を進めているとしています。

再発防止へ内部管理体制の強化を表明

同行は今回の事態を重く受け止め、今後は職員教育の徹底や法令遵守体制の強化に取り組むとしています。あわせて、より厳正な事務取扱と情報管理を徹底し、内部管理体制の一層の充実・強化を図ることで、再発防止に努めるとしています。