Xへのサイバー攻撃でハクティビスト系ハッカーグループ「Dark Storm」がDDoS攻撃を主張

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Xへのサイバー攻撃でハクティビスト系ハッカーグループ「Dark Storm」がDDoS攻撃を主張

Xは2025年3月10日夜から11日までを通して断続的なサービス障害が発生し、多くのユーザーが投稿の読み込みに支障をきたしたと報告されています。

このサイバー攻撃で、ハクティビスト集団「Dark Storm(ダークストーム)」がテレグラム(Telegram)でDDoS攻撃を実行しXを停止させた事を発表しました。
なお、自称の段階なので実際の犯人かは不明です。

Dark StormがDDoS攻撃を主張

BleepingComputerの報道によると、この障害に関連し、ハクティビスト集団「Dark Storm」がDDoS攻撃の実施をテレグラム(Telegram)で主張しています。同グループは2023年に活動を開始し、パキスタンのハッカーを名乗っています。

これまでにイスラエル、ヨーロッパ、アメリカの組織に対する攻撃を行ってきました。

Dark Stormは、Xに対するDDoS攻撃の証拠として、世界各地のサーバーからウェブサイトの可用性を確認できる「check-host.net」のスクリーンショットとリンクを投稿しました。

Dark StormがDDoS攻撃を主張

画像:BleepingComputer

同サイトは、DDoS攻撃の影響を確認するために広く利用されており、今回の攻撃でも使用されています。

ハクティビストたちは自身の主張を広めるために、対象組織へDDoS攻撃を行ったり、サイトの書き換えを行います。

実際に日本でも2024年10月、ロシア系ハッカー集団により自民党のサイトやJAL、福岡空港へDDoS攻撃が行われサイトが一時的に接続できない状態になりました。

また、「アノニマス」法務省のHPを改竄しています。

参照

X hit by ‘massive cyberattack’ amid Dark Storm’s DDoS claims