株式会社ガーラ湯沢は2026年2月12日、同社が運営するGALA湯沢スキーリゾートのリフト券発券システムがランサムウェア攻撃を受け、最大1,518名分の顧客の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。
事案の概要
今回の事案は、GALA湯沢のリフト券発券システムに対するランサムウェア攻撃により発生しました。2020年12月16日から2026年2月1日までの期間にGALAシーズンパスポートを購入した顧客の個人情報が、暗号化されたサーバー内に保存されていたことが確認されています。
漏えいした可能性のある情報は、氏名、住所、電話番号、顔写真の4項目です。同社によれば、クレジットカード情報の漏えいは確認されておらず、また現時点では外部への持ち出しの形跡も確認されていないとのことです。ただし、調査は継続中であり、可能性を完全に否定できない状況となっています。
発覚の経緯と初動対応
2026年2月5日にリフト券発券システムに障害が発生したことで、事案が発覚しました。同社はシステム管理会社に調査を依頼し、一部サーバーがランサムウェアの被害を受けていることを確認しています。
その後の詳細調査により、暗号化されたデータが保存されていたサーバー内に個人情報が含まれていたことが判明しました。同社は2月7日に個人情報保護委員会への報告を完了し、影響を受ける可能性のある顧客への個別連絡も実施しています。
システムについては、攻撃を受けたサーバーを使用せず、必要なセキュリティ対策を実施した上で、2月7日より一部機能を除いて利用を再開しました。この迅速な対応は、事業継続の観点からも評価できる判断だと考えます。
原因はネットワークルーターの設定不備
今回の攻撃を許した根本原因は、業務用システムへの外部アクセス用に設置していたネットワークルーターのセキュリティ設定に不備があったことです。
具体的にどのような設定不備があったかは公表されていませんが、一般的に以下のような問題が考えられます。
考えられる原因
まず、管理画面への不要なアクセス許可が挙げられます。ルーターの管理インターフェースが外部から直接アクセス可能な状態になっていた場合、攻撃者はこれを足がかりに侵入を試みます。次に、ファイアウォールルールの設定ミスです。必要最小限のポートのみを開放すべきところ、広範囲のポートが開放されていた可能性があります。
また、デフォルト認証情報の使用や脆弱なパスワード設定、ファームウェアの更新遅延による既知の脆弱性の放置なども、よく見られる問題です。特にリモートアクセス機能が有効になっている場合、これらの設定不備は致命的な結果につながります







