Laravelで人気のあるフルスタックUIフレームワーク「Livewire」のバージョン3系に、認証不要でリモートコマンド実行(RCE)が可能となるクリティカルな脆弱性(CVE-2025-54068)が発見されました。この脆弱性は、Livewire v3.0.0-beta.1 から v3.6.3 までのすべてのバージョンに影響し、攻撃者は認証なし・ユーザー操作なしで任意のコマンドを実行可能です。
脆弱性の対象バージョン
Livewire v3.0.0-beta.1 〜 v3.6.3
対策:アップグレード以外の回避策なし
この脆弱性にはワークアラウンド(回避策)が存在せず、唯一の対応策はLivewireをv3.6.4以降にアップデートすることです。
Livewire開発元は、パッチでHydration処理におけるバリデーション強化と、悪意ある入力の排除を実装済みとしています。ComposerでLivewireを使用している場合、以下のコマンドでバージョンの確認と更新が可能です。
また、CI/CD環境でのデプロイ前には、composer audit やSCAツールでCVE-2025-54068の有無をチェックすることが推奨されます。
脆弱性の概要
Livewire v3は、ブラウザ側の状態(UIの状態など)をサーバーサイドのコンポーネントプロパティに同期(hydration)するアーキテクチャを持っていますが、この処理において不正なリクエストが検証されず、サーバー側でそのまま実行される脆弱性が確認されました。
特別に細工されたデータを含むリクエストを送信するだけで、攻撃者は任意のシステムコマンドを実行できるため、完全なシステム制御が奪われる恐れがあります。
被害の可能性と影響
この脆弱性を利用された場合、以下の被害が想定されます
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機密データの窃取(設定ファイル、認証情報など)
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サーバー上のファイル改ざん・削除
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バックドアの設置やランサムウェアの展開
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マルチテナント環境における横展開(他テナントへの侵害)
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CI/CDパイプライン経由での再感染・再展開
LivewireはLaravelアプリケーションの中でも利用頻度が高く、特に動的UIやリアルタイム通信が求められるシステムで採用されています。よって、ECサイト、社内業務ポータル、B2B SaaSなど、数百万単位のアプリケーションが危険に晒されていると見られています。








