
2025年4月にSNS上で東京の銀座や渋谷、大阪などジャミングを行い偽の基地局を立てインバウンド観光客向けにSMSを送信しフィッシング詐欺を行うキャンペーンが指摘されました。
これを受け、4月15日村上総務大臣は、閣議後の会見で
「都市部で偽基地局による違法な電波発信が確認されたと、SNSで話題になっていることは聞いております。
事柄の性質上、個々のSNSの投稿の内容の真偽も含め、個別具体的な内容については、回答を差し控えさせていただきたいと思います。
他方、都内周辺等で携帯電話サービスへの混信事案が発生していることは把握しております。現在、関係機関と連携して対応にあたっております。
総務省では、引き続き、誰もが安心して電波を利用できる環境の確保にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。」
としました。
偽基地局によるフィッシングキャンペーンについて
銀座や渋谷、大阪などの繁華街で偽の基地局から日本で利用されていない2G回線を配信し、接続されるとSMSでフィッシングメールが送付されるキャンペーンが確認されており、中国語であることからインバウンド観光客向けのフィッシングキャンペーンが確認されています。
仮に誤って接続すると通信内容が傍受される可能性もあるので、クレジットカードに関する支払いの連絡などは特に注意して確認する必要があります。