キリンビールは11月19日、歳暮向けギフトセットの販売を12月1日出荷分から全て停止すると発表しました。
概要
サイバー攻撃によるシステム障害でアサヒ側の出荷が減少した影響から、キリンへの注文が想定を上回り、安定供給が困難になったためです。10月にラインアップを17種類から3種類へ縮小していましたが、その残る3種類(いずれも缶ビール「一番搾り」のみの詰め合わせ)についても休売に踏み切ります。
なお、一般家庭向けの通常商品は販売継続、飲食店向けは出荷調整を継続する方針です。
背景:アサヒGHDのサイバー障害と供給のひっ迫
アサヒグループホールディングスは9月29日のサイバー攻撃に起因する障害で受注・出荷が大きく制限され、10月以降は主力品から手作業ベースで順次出荷を再開してきました。
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アサヒビール:10月2日から「スーパードライ」など主力の出荷を再開。10月売上は前年比9割超、再開済み品で平常時売上構成比の約8割に相当。
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アサヒ飲料:10月3日から主力品に絞って再開、月間売上は概算で前年比6割程度、月末時点で8割程度まで回復。
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アサヒグループ食品:10月2日から一部再開、粉ミルク・ベビーフードを優先出荷し回復傾向。
受注・出荷は依然一部制限下にあり、未着・不足の発生に対して復旧を急ぐとしています。10月7日にはランサムウェアグループ「Qilin(キリン)」が不正アクセスを主張しましたが、公開サンプルは一部で真偽は確定していません。こうした供給制約の長期化が歳暮市場の需給バランスを崩し、他社への代替需要を押し上げました。
業界全体への波及
歳暮ギフトでは、キリン以外にも供給調整が広がっています。サントリーは13種類、サッポロビールは10種類の歳暮向け商品を休止しており、主要各社で年末商戦のギフト供給が絞られる状況です。今回、キリンが残る3種類まで停止したことで、量販・百貨店のギフト売り場やECの品揃えにさらに影響が及ぶ見通しです。
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一部参照








