株式会社エネサンスホールディングスは、2025年10月21日に発生したシステム障害について、外部専門家の調査によりランサムウェアによる被害であることを確認したと発表しました。事案発生後、同社は直ちに緊急対策本部を設置し、調査と復旧対応を継続しています。Qilin(キリン)のダークウェブ上のサイトには、同社名およびロゴの掲載を確認しており、被害の公表に踏み切っています。
現在の状況(10月30日時点)
被害拡大を防ぐため、障害確認後に外部接続を遮断。その後、被害ネットワークから隔離したクリーン環境でシステムを再構築し、業務を再開しています。
現時点で、情報漏えいが発生したと考えられる事案は確認されておらず、関係者からの二次被害報告もありません。原因の特定、漏えい可能性、影響範囲が判明し次第、同社は追加報告を行う方針です。
Qilinが犯行声明
2025年10月29日頃、ランサムウェアグループQIlinが犯行声明を発表していましたが、10/30時点でリークサイトから同社の名前が削除されていました。
11/6に同社の社名が再掲載されましたが、引き続きサンプルデータなどもなく、侵害を証明する内容はありません。

ランサムウェアグループは自身の功績を大袈裟に吹聴する場合もあるので、注意が必要です。
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