
2025年5月中旬、MathWorks社がランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、同社のオンラインサービスに大規模な障害が発生しました。これに伴い、中央大学の都心ITセンター(後楽園キャンパス)でもMATLABの利用に支障が生じている事を発表しています。
MathWorks社のランサムウェア攻撃と影響
MathWorks社は、2025年5月18日(日)にランサムウェア攻撃を受けたことを公表しました。この攻撃により、同社のITシステムが影響を受け、一部のオンラインアプリケーションや社内システムが利用不能となりました。
漏えいを含めて調査中とのことです。
特に、MATLAB Onlineやライセンス認証関連のサービスに障害が発生し、ユーザーがサインインできない、またはサービスにアクセスできない状況が続きました。MathWorks社は、サイバーセキュリティ専門家の支援を受けながら、システムの復旧作業を進めています。
中央大学での影響と対応状況
中央大学の都心ITセンター(後楽園キャンパス)では、2025年5月21日(水)15:00時点で、MATLABが利用できない状況が確認されました。MathWorks Japanへの問い合わせにより、5月19日からトラブルが発生し、オンラインコンテンツの一部(サインインなど)が利用できない状況であることが判明しました。その後、5月22日(木)18:30時点で、以下の状況が確認されています
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都心ITセンターPC実習室にインストールされているMATLABにはログインして利用可能。
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MathWorks公式サイト(https://jp.mathworks.com/)の「サインイン」からMATLAB Onlineを利用可能。
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「中央大学向けMATLABとSimulinkへのアクセス」の「サインイン」からは「no healthy upstream」と表示され、サインインできない。
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その他、一部の機能が復旧しているものの、利用不可の機能も存在。
参照
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/informational/itcenter/it_kourakuen/news/2025/05/80403/