
川崎市の麻生総合病院で、24歳の看護師・伊東優花容疑者が、入院患者のクレジットカード情報をこっそりスマホで撮影し、通販や宅配サービスで約200万円分を不正に使った疑いで警視庁に逮捕されました。
事件の概要
2025年2月9日、別の部屋で入院中だった80代の男性患者のクレジットカード情報を無断で撮影し、オンラインでアイドルグッズ(約1,570円)を購入。
さらに宅配食やネットショッピングを含め、計200万円相当、167件以上の不審な買い物が確認されました。
額の多くは、男性が亡くなった後の2024年11月以降にも利用され、家族が不審に思って警察に相談したことで事件が発覚しました。
カード情報の入手方法
2024年10月ごろ、男性患者が不在の病室で看護師が引き出しからカードを撮影。
死亡後も11月以降に不正使用が続いたため、家族が相談して発覚しました
看護師は「借金があり生活に困っていた。グッズが欲しかった」と容疑を認め、複数の入院患者のカード情報も同様に盗撮していたと供述しています。
病院と警察の対応
看護師が勤務していた麻生総合病院はNHKの取材に対し「被害者の補償を進めており、警察の捜査に全面協力するとともに、内部調査と再発防止に取り組む」とコメントしています。
捜査している野方署は調査の結果、被疑者が不正撮影したカード情報を複数患者分にわたって悪用した疑いがあるとし、引き続き関連事案の全容解明を進めています。
参照
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250704/k10014853741000.html