Ubisoftが運営するオンラインFPS「Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)」は、第三者による不正アクセスを受けた後のサービス再開しましたが、その後も続く障害状況です
不正アクセスによる異常事態と緊急停止
今回の問題は、2025年12月下旬、ゲーム内部のシステムが第三者により不正操作されたことをきっかけに発覚しました。攻撃者は、プレイヤーのアカウントを大量にBAN・解除したほか、運営が管理するBAN表示フィードを操作し、全プレイヤーに対して約20億クレジット相当のゲーム内通貨や、通常は有料・限定のスキンを一斉に付与したとされています。
事態を重く見たUbisoftは、12月27日、レインボーシックス シージ本体とゲーム内マーケットプレイスを「意図的に」一時停止しました。取引履歴のロールバック(巻き戻し)や、影響範囲の調査、アカウントの整合性確認を優先するための措置だったと説明しています。
ロールバックと「ソフト再開」
Ubisoftは、不正に付与されたクレジットやアイテムについて、一定時点以降の取引をすべてロールバックする対応を実施しました。一方で、プレイヤーが不正に付与されたクレジットを使用したこと自体については、処罰の対象にはしないと明言しています。
12月28日には、影響を抑えながら状況を確認するため、ごく一部のプレイヤーのみがアクセスできる「ソフトローンチ(段階的再開)」を実施しました。その後、12月29日には全プレイヤー向けにサーバーを再開しています。
再開後も続く障害と影響
サービスは再開されたものの、状況は完全に安定しているとは言えません。
接続時に長い待ち時間が発生する、マッチメイキングや認証、ゲーム内ストアが不安定になるなど、複数のプラットフォーム(PC、PlayStation、Xbox)で障害が続いていることが公式のステータスページでも示されています。
また、不正アクセスが発生した期間中にログインしていたプレイヤーについては、正当に所有していた一部アイテムが一時的に利用できなくなるケースもあるとされ、今後数週間かけて調査と修正が続けられる見通しです。なお、ゲーム内マーケットプレイスは引き続き停止されたままとなっています。
Ubisoftの説明と今後の対応
Ubisoftは、「アカウントの整合性と修正内容の有効性を確認するため、慎重に品質テストを行っている」とし、復旧作業には万全を期していると説明しています。その一方で、完全な正常化までの具体的な時期については明言しておらず、「極めて慎重に対応しているため、正確なタイミングは保証できない」としています。
現時点では、今回の不正アクセスによってユーザーの個人情報が流出したといった公式発表はなく、問題は主にゲーム内システムと運営権限の不正利用に限定されているとみられています。
プレイヤー側への影響
今回の一連の騒動により、長年運営されてきたオンラインゲームであっても、内部システムが侵害されるリスクが改めて浮き彫りになりました。Ubisoftは、原因究明と再発防止策を進めるとしていますが、プレイヤーの間では、完全復旧まで慎重に様子を見る動きも広がっています。








